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ミュージックインタビュー

Mrs. GREEN APPLE インタビュー

【Small】シングル&アルバムA写

2013年結成。メジャーデビューから約半年。
彼らの曲を流すと、家族や友人から「この曲いいね!」とすぐ反応が返ってくる。
一度で人の心を鷲掴みにするバンド、『Mrs.GREEN APPLE』のキーパーソン、Gt.&Vo.の大森元貴さん(19)にインタビュー!

 

「TWELVE」ツアー全公演完売おめでとうございます!
大森:ありがとうございます!

 

まずは、先日リリースされたアルバム「TWELVE」へのこだわりを教えてください。
大森:今回は初のフルアルバムだったんですけど、いつもより楽曲が多く収録できるという特徴を活かして、いろんな色を楽曲に取り入れることにこだわりました。

 

このアルバム、どんな人に聴いてもらいたいですか?
大森:バンドとして色んなものを詰め込んだので、皆さんに聴いてもらいたいんですが、特に学生の方ですね。学生時代に聴いた曲って忘れられない大きな存在じゃないですか。僕たちの音楽がそういう存在になれたらなと思います。

 

印象的なジャケットデザインですが、どこからイメージされたんですか?
大森:3曲目の「パブリック」です。この曲の存在は自分の中でも大きくて。人について歌っているのですが、弱肉強食とかそういういうものじゃなくて、もっと根本の概念というか、哲学的な歌詞で。まっさらな、地球ができた創世記のイメージをジャケットにしたいなと思ったんです。この絵の神秘的なイメージはそこから来ていますね。

 

以前のミニアルバム2作品に比べると、すべて聴き終わった後にほっとするというか。
以前はちょっとゾクッとする曲もあったので、特にそう感じたんですが、何か心境の変化が?

大森:確かに、前作「Variety」収録の「VIP」という曲は、作った時に周りが心配するくらい歌詞が刺々していましたよね(笑)。
今回は「VIP」のように「外に発する刺」というより、「自分の中で起こっている刺」に注目して作っています。自分の中の刺は、自分で抜くこともできるし、逆に自分で刺してしまうこともある。そういう内情の部分を歌いたいなと。

 

大森さんが作成したデモ音源を聴きLINE上でメンバーと意見交換をするそうですが、今回の収録曲で話し合いが難航した曲はありますか?
大森:うーん、6曲目の「私」ですかね。Key.の藤澤がテンパってました。いままで彼はメロディを弾くことが多かったんですけど、この曲はちゃんと重心がある、ベースとなる、基盤となる音を取り入れたので。

 

歌詞の意味共有が大変だった曲は?
大森:「パブリック」ですね。先程言ったように大きな概念で歌詞を書いたので、メンバーそれぞれの感じ方も違っていたり。この曲はミュージックビデオにもなっているんですが、その時の監督やディレクター、スタッフとも、歌詞の意味解釈の違いがあったりして、すり合わせるのに時間がかかりました。

 

そんな「パブリック」を含め、皆さんの発信する曲は、ポップなメロディに乗せた深い歌詞がとても印象強いです。全ての作詞、作曲ともに大森さんがされていますが、音楽をはじめたきっかけは?
大森:小学校の時の謝恩会で、友達と「目立てることがしたいね」って音楽を始めたんです。僕はボーカル&ベースでした。

 

その時は何の曲を?
大森:MONGOL800さんの曲と、オリジナル曲ですね。

 

小学校の頃からオリジナル曲を・・・。今のバンドはどのように結成されたんですか?
大森:小学校の時のバンドを解散して、一人で曲を作っていたんですけど、そのうち一人でやることに飽きてしまって。また純粋にバンドをやりたいなと思ったので、近くでギターをやっていた若井を一番最初に誘いました。ドラムは女の子がいいんだっていうのを知人に話して山中を紹介してもらい、キーボードの藤澤は、はじめましての時にいいなと思って。高野は前任のベースが抜けた後に友人の紹介で。初めから、メジャーデビューをする、一生続けられるくらいのバンドにしようと集まったメンバーですね。

 

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今回のアルバム4曲目の「藍」はバンドを組む前、中学から高校にあがる春休みに作られたんですよね。その時からバンドを組むことを意識していたんですか?
大森:小学校の頃のバンドを解散してから作っていた楽曲も、一人でやっていたとは言え、バンドサウンドだったんですよ。やっぱり音楽を始めたのがバンドからだったんで、それがずっと自分の中にあって。

 

バンドとして、ライブでのエンターテイメント性についてはどう考えていますか?

大森:今回のツアーはアルバムを引っさげているので、バンドとしての形態でやるつもりなんですけど、実はあまりそこにこだわりはなくって。バンドという形でなくてもいいというか。今回のアルバムでも藤澤がフルートを吹いたり、山中が和太鼓を叩いたり、全然違う楽器に挑戦しているのもバンドという形にこだわりがないからだったりします。ライブで、バックにダンサーを入れたり空を舞ってみたりしたいなとか(笑)。

 

炎の中を走り回ったり?

大森:そうですね(笑)。走ったり、踊ったり。昨日も藤澤と2人で、踊りを練習するという謎の時間を過ごしました(笑)。僕らは、音楽をひとつのツールとして考えていて。曲ありきじゃなくて、Mrs. GREEN APPLEありきの曲だなって思っています。自分たちが変幻自在にいろんな形態でライブができればいいな。後々は大きい所でやりたいし。

 

ライブ前のルーティーンはありますか?

大森:円陣を組んだ状態で、みんなで背中を叩き合って、身体にパッションを入れます。
あ、あと本番前に、子役の渡邉このみちゃんの曲をメンバーみんなで大合唱しています、童謡みたいな安らかな唄(笑)。

 

他のバンドがいるライブではワンマンの時より意識しますか?
大森:持ち時間が短いので、どう自分達の色を出せるかは考えますが、本番が始まったらあまり意識しないようにしてますね。対抗意識も大切ですけど、まずは目の前の人を楽しませることが先かなと。

 

同じステージに立ってみたいアーティストは?
大森:MONGOL800さんとどこかでご一緒できたらなと。音楽を始めた時に弾いた方々だし、昔からの夢なので。

 

バンドをやっていて、一番印象深かった出来事はありますか?
大森:去年の夏にツアーを回った時の長野公演で、長野出身の藤澤と高野が自分の地元にツアーを回れるってことに感動していたらしくって。親も見に来ていて、他のお客さんと一緒に手を挙げてくれてたみたいで。2人が、ライブ終わった直後に泣き崩れた姿にぐっときましたね。あとは、レコーディングの時で言うと、若井が毎回と言っていいほど風邪を引くんですよ(笑)。身体が弱いわけでもないのに、いざというときにやらかします(笑)。

 

地元でのライブは特別なものがありますよね。大森さんは東京出身だそうですが、関西に何か思い出はありますか?

大森:なぜか、昔から関西出身の人が周りに多くて。家族ぐるみで付き合いがある人とか、たまたま仲良くなった人が関西の人だったり、謎の関西シンパシーがあって(笑)。一昨年初めて関西に来たんですけど、初めて来た感じがしなかったですね。先週も大阪に来ていたので、今日もおうちに帰ってきた感があります(笑)。僕はずっとインドアなほうなので、お外に出ることに抵抗があるんですけど、関西に関してはあんまりないんですよ。あと、純粋に方言が好きなので。神戸とか、ふわっとしてていいですよね。でも、僕は関西が好きなんですけど、相手は・・・。なんか、「東京の人って冷たい」っていうイメージがありませんか?

 

私も同じく東京出身ですが、東京人は冷たいってよく言われますね(笑)。

大森:そうですよね・・・僕は好きなのに(笑)。
全然、関西に対してオープンなのに、閉ざされるみたいなことがありますね(笑)。

 

最近のマイブームはなんですか?
大森:ドラマと映画を延々と観ています。TVが大好きなので。

 

黙々と本を読んでいそうなイメージですが・・・。
大森:活字は苦手なんです(笑)。

 

メンバー内での最近のブームは?
大森:うーん、なんだろう。みんな最近、健康志向ですかね。青汁を飲んだり、ジムへ通ったり、早寝早起きを始めたり、半身浴をしたり。

 

ツアーに向けて?
大森:それもあるんですけど、限られた時間の中で自分がどれだけ健康でいられるか競争、みたいな(笑)。

 

普段の皆さんはどんな雰囲気ですか?
大森:はっちゃける時ははっちゃけるけど、黙っているときは誰も喋らない時間があったり。仲は良いと思うんですけど(笑)。ライブの時にスイッチが入るので、普段のテンションはみんなフラットです。

 

普段テンションが一番高いのは?
大森:僕、ですかね。僕みたいです(笑)。

 

ふざけていて肘を怪我されたとか。
大森:そうなんですよ。肘で遊んでしまいまして(笑)。TVでそのエピソードが放送されてびっくり。僕、やばい奴みたいですよね(笑)。あと、いたずら好きなのは若井ですかね。彼はいろんなところにちょこまか行っては遊んでます。

 

ライブ中は藤澤さんがテンション高いようですが?
大森:あ、プライベートはダントツでテンションが低いです(笑)。

 

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メンバー同士仲の良い様子が感じられますが、メンバーとカラオケに行ったりはされますか?
大森:インディーズ時代のミニアルバム「progressive」が出て、カラオケ配信が決まった時メンバー全員で行きました。2時間くらい、自分たちの曲だけをみんなで回して歌ってましたね(笑)。

 

普段メンバーの方と出かけたりはしますか?
大森:ご飯を食べに行ったり、洋服を買いに行ったり、ですかね。

 

一番洋服のセンスがいいのは?
大森:若井は、スタイルがいいので何着ても似合うっていう。ひどいのは高野ですね。一緒に買いに行かないと何を買うかわからない(笑)。

 

まさに飛ぶ鳥を落とす勢いで人気が止まらない今、2016年の活躍がとても楽しみですが、具体的にどんな年にしたいですか?
大森:まずは今回のワンマンツアーを最高のものにしようとメンバーと話しています。あとは、あんまり固くならずにいろんなことに挑戦したいなと。ほんとに、いろんなことをしたいんですよ。自分らの番組も持ちたいぐらい!みんな出たがりなので。

 

もし番組のコーナーをもらったら何をやりますか?
大森:運動会、みたいなことをやりたいですね。一日だけ学生に戻りたい!卒業したばかりですけど、在学中既にバンド活動もしていたし、学生らしい学生生活ではなかったので。高校が私服だったので、制服を着て高校生!って感じでやってみたいです。

 

最後に、読者に向けてメッセージをお願いします!
大森:高校から大学、大学から社会人という大きな分岐点、周りと比べてしまう時期だと思います。でも僕は今まで、己と戦うつもりで学生生活をやってきて、周りをあんまり気にしてなかったんですよね。自分が納得できるかできないか。褒めてくれたら嬉しいな、何か言われたら悔しいなっていう、純粋な気持ちで今までやってきました。周りを気にせず自分自身と戦うことを、音楽を通じて皆さんと一緒にできたらなと思います。

 

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(左から、斎藤美優(同志社大学2回生)・大森元貴さん・橋本美沙希(京都産業大学4回生))

 

【ガクシン記者感想】
感情を乗せ、鋭い詞を力強く歌っているイメージの強い大森さんですが、実際に会ってみるとイメージとは違い、穏やかなよく笑う方でインタビューは終始和やかな雰囲気でした。
しかし、音楽の話になると淀みなく、迷いなく話す姿にプロのオーラを感じ、さすがだなと思わされる一面も。
年齢に見合わない詞や曲を作り出す天才的なボーカルと、それに負けず劣らない、様々な音を生み出すメンバー。ポップなメロディにのせて、言葉にするのが難しい人間の醜さ、負の部分を唄い、さらにその気持ちをどうしたらいいのかまで教えてくれる曲を作り歌う彼らは、自分自身と戦うことが苦手な人が増えた現代にとって欠かせない存在になるでしょう。青い林檎が真っ赤に熟し、紅白の舞台で全国民を愛で包む姿を楽しみにしています。
(斎藤美優:同志社大学2回生)

 

【Mrs. GREEN APPLE 公式HP】
  http://mrsgreenapple.com/
【Mrs. GREEN APPLE 公式twitter】
  @AORINGOHUZIN

 

▷アルバム情報

TWELVE_通常盤_mini

2016年1月13日発売
1st Full Album『TWELVE』/Mrs. GREEN APPLE
¥3,024(税込)

01. 愛情と矛先
02. Speaking
03. パブリック
04. 藍(あお)
05. キコリ時計
06. 私
07. No.7
08. ミスカサズ
09. SimPle
10. InTerLuDe 〜白い朝〜
11. Hug
12. HeLLo
13. 庶幾の唄

 

▷ライブ情報
『TWELVE TOUR ~春宵一刻とモノテトラ~』
2016年3月28日 (月)  梅田CLUB QUATTRO

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