ガクシンFind 2016年2月1日号
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子どもから責任ある大人へと成長する青少年を「支援」する協会。ユースサービスの理念に基づいて次のような事業を行っています。 1. 青少年が自分の本来持っている力を損なわれることなく伸ばしていけるように支援をします。2. 青少年が問題を抱えた時や必要を感じた時に課題を自ら乗り越えたり解決していくための力を獲得できるような支援をします。3. 青少年が市民社会の一員として参画し、役割を担っていけるための経験の機会を提供します。4. このような課題に対するユースサービスの事業が社会的な認知を  拡大していくための活動を行います。現在、どのようなお仕事をされているのですか?青少年活動センターで若者の成長を手助けする専門スタッフであるユースワーカーとして働いています。ユースワーカーとして、若者の自主的な活動を応援する事業、課題解決に向けた事業や、若者と地域社会との接点を作っていくような仕事をしています。右下の四角のミッションにも書かれています。その他、センターを若者に使ってもらう受付や電話対応の業務であるとか、市内7ヶ所ある青少年活動センターの取りまとめを行う仕事もあります。今日の会議では、若者の自主的な活動と若者をめぐる社会課題の解決につながるような取組みとして、大学生スタッフ企画の「恋愛café」を行いました。この夏は、「子どもの未来支援委員会」の助成金を得て、大学生らとともに若者向けの「デートDV」と「性感染症」のリーフレットを作成しました。中学校の性教育の時間に使っていただいているところもあります。に、こちらからあまり根掘り葉掘り聞かないというスタンスはベースに持っています。でも、何かいつもと違うな、とかちょっと困ってるなと感じた時は、どうしたの?とかうまくいってるの?等の声掛けをするようにしています。恋愛関係は他者が入りにくいというテーマだからこそ第三者が立ち会うべき問題でも有ると思っています。この仕事をしていて良かったと感じる瞬間はどういった時ですか?相談をしてくれた若者の成長や変化に立ち会えることですね。例えば「恋愛なんか自分自身には縁がない」と思っていた若者が「恋愛カフェ」という企画を自分から「やります」と言ってくれたんですね。彼女なりの決意とか物語があったと思うんです。苦手やったけどちょっとやってみようと変わってきたんです。そういう時は嬉しいですし、やりがいを感じます。逆に、苦労や難しさを感じるのはどういった時ですか?学校と違ってこういうセンターの場合は「オープンアクセス」といって自分の意志で私たちユースワーカーを選んでもらわなければならないんです。彼らは自分の意志でセンターに来ることも立ち去ることも出来ます。この人と話したいとかこの人と何かをしたいと思ってもらえないと何も始まらない。そこが難しいところだなと思います。私の場合は女性ということも有り、20代男性に相談相手として選ばれにくいというのもこの仕事の難しいところと感じています。玉村さんの就職活動はどのようなものだったか教えて下さい。私は大学院まで行ったのですが、院生の時に人に役立つ仕事がしたくて援助職に就きたいと思いました。南青少年活動センターにインターン実習で行ったのですが、そこでとてもやんちゃな中学生が居て、仲良くなったと思ったら、暴れて言うことを聞いてくれなかったりしました。他のワーカーから「あなたに見せたかったのじゃない?」と言われてとても面白さを感じたんですね。当時働いていたワーカーが価値判断を押し付けない方だったので私もこういう風になりたいと思ったのがこの仕事に就いた一つのきっかけです。大学生時代の経験で現在も役に立っていることはありますか?大学では法学部だったのですが色々な法律、政策とか制度や言葉を知っていた方が仕事の意味が理解しやすいです。例えば元々「デートDV」という言葉は20年前はありませんでした。「デートDV」は日本で作られた造語なんです。この言葉を使って行う啓発はとても大事だと思っています。今後、仕事を通じて実現させたい夢や目標を教えて下さい。もっと本音を語れる社会になってほしいなと思っています。特に若い人、思春期の子も青年期(大学生年代)の若者も、同世代の人といると逆に気を使って自分の話を出来無いことが多い。そうじゃない社会が実現できたら良いなと思いますね。働くとはどういうことですか?公益財団法人 京都市ユースサービス協会 ユースワーカー玉村 文さん 入職6年目たまむら ふみ「社会人ってどんな仕事をして、どんな生活をしているんだろう?」大学生の素朴な思いから生まれたこのコーナー。今回は子どもから責任ある大人へと成長する青少年を「支援」する、公益財団法人 京都市ユースサービス協会でユースワーカーとして働く玉村さんにお話をお伺いしました!社会人お仕事インタビュー公益財団法人 京都市ユースサービス協会ある日の玉村さんの一日出勤・昼礼メールチェック会議の議事録作成電話対応受付業務起床休憩プログラム事業準備・運営相談対応閉館業務8:0016:3012:3017:3018:0020:0021:0021:30※デートDVデートDVとは婚姻関係がない若いカップル間に起こる暴力のことです。対等な関係を築けておらず、束縛と暴力が存在する関係を指します。暴力には、殴る・蹴るといった目に見えるものだけではなく、言葉や態度などさまざまな形の暴力があります。お仕事をされる上で、何か心がけていることがあれば教えて下さい。「デートDV」※や「性感染症」等の相談を若い人から受ける時わたしにとって仕事とは今と未来を生きる若者の応援団であり続けることです。それには、自分だけではなくチームとしてのかかわりを大事にしています。よい仕事をするためにはチームの力が重要だと日々感じています。http://www.gakushin-kyoto.com/検 索ガクシンアドレスはこちら!スマホからもスマホからもガクシン記者が毎日更新!ガクシン記者が毎日更新!ガクシンウェブサイトでは紙面同様、花のキャンパス、レビュー、インタビュー、簡単レシピやサークル紹介など内容盛りだくさん!また、動画など紙面では出来なかったことにも挑戦しています!スマホ対応もしているので、いつでもどこでも読むことが出来ます♪QRコードからでもアクセス可能ガクシン ウェブサイトガクシン ウェブサイトガクシン ウェブサイトガクシン ウェブサイトPCからもPCからもガクシンサークル員インタビュー分野がたくさんあるので、文章書くのが苦手な方も参加できますよ~!分野がたくさんあるので、文章書くのが苦手な方も参加できますよ~!分野がたくさんあるので、文章書くのが苦手な方も参加できますよ~!Q1 なんでガクシンサークルに入ったの?Q2 今までで一番印象に残ってる取材は?Q3 取材経験がなくても大丈夫?Q1 なんでガクシンサークルに入ったの?Q2 一人で入っても大丈夫?Q3 人見知りでも大丈夫?新しいことに挑戦したかったから!というのは後付けで、参加の自由度が高そうなサークルだから、というのが最初のきっかけです。あとは音楽が好きなので、ミュージックインタビューに惹かれました。最近になりますが、ウルトラタワーさんの取材です。年齢が1つしか変わらないのにプロ意識があって、刺激をうけました。全然大丈夫!一番最初のわたしの記事、今見返すと目を覆いたくなります(笑)習うより慣れろ、失敗をしないと成長しないので、どんどん参加してください!先輩のガクシンのサークル紹介を見て面白そうと思ったのと、他大学に友達が欲しかったからです。大丈夫だと思います!僕は先輩に知ってる人はいましたが、入る時は一人で入りましたし、特に心配することはないと思います。ガクシンは皆いい人なので大丈夫だと思います!すぐにガクシンに溶け込めると思います!大学生活の思い出を作りましょう!大学生活の思い出を作りましょう!大学生活の思い出を作りましょう!

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