ガクシンFind 2016年4月11日号
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141985年京都生まれ。京都大学総合人間学部卒、東京大学大学院工学系研究科修了。修士号(工学)。東京大学i.schoolにてイノベーション 創出の方法論について学ぶ。大学卒業後は、経営コンサルティング会社Boston Consulting Groupにてコンサルタントとして勤務し、その傍ら小学生から社会人まで様々な層を対象とした教育プログラムの企画・運営に携わる。その後起業し、 a.schoolを創業。現在はa.schoolにて、学習塾の運営、様々な教育プログラムの企画・運営、学校での出張授業等を行う。NPO法人 Motivation Maker副代表理事。NPO法人 放課後NPOアフタースクール アドバイザー。岩田 拓真さん先輩訪問 a.school代表 岩田拓真さんa.schoolの立ち上げのきっかけは?僕自身、昔からみんなと同じペースで学ぶのが苦手で、好きなことをどっぷりやるタイプなんで、以前から学校に対して、もっと楽しく学べるんじゃないか、好きなことを学ぶ場を早いうちから提供したいと思っていたのがきっかけで す。大学院で出会った仲間とNPOを立ち上げ、クリエイティブな体験ができるワークショップを週末に開いていたんですが、そこでの子供たちのキラキラ輝く瞳や成長をみて、仕事にしたいと思って、立ち上げました。大学も大学院もずっと理系で、いきなり教育系に行ったので、コネもなにもなかったですね。今の対象は小中学生です。受験生が対象ではないですね。もっと遠い将来に向けて、自分の好きなことや、じっくり考える力や話す力、表現する力を伸ばすための塾です。子供達に驚かされることはありますか?小学生は1年ですごく変わり驚きますね。最初は考えることが苦手な子がアイディアやまとめ方が劇的に上手くなったり。プレゼンの工夫にも驚かされますね。また、小学生で大学生レベルの数学が好きな子など、一つのことに長けていて学校の枠に収まれない子が、自分の「好き」を伝えたいから、数学の楽しさを周りに伝えるイベントをしたり。ご自身のこだわりは?好きを学ぶ、ってことですね。少人数なので、1人1人の興味を広げるサポートができる環境にあると思います。どんな未来像を描いていますか?いろんな分野で活躍するクリエイティブな人材をつくることです。全然違う分野、音楽家、スポーツ選手、女優など。海外ではスポーツ選手向けのキャリア教育もありますよね。そういうのもできればいいな。ほかの塾のサポートも今もしているんですが、 これからも子供たちが自由に学べる場を増やしていこうと思います。ガクシンで一番想い出深いコーナーは?自分で作った、京都音楽特集ですね。僕はもともと京都のミュージシャンが好きだったのもあってやってました。京都のアーティストはほかの地域とちょっと雰囲気が違うんですよね。どんな記者でしたか?僕はいろんなコーナーに顔を出すタイプでした。ガクシンは取材と記事を書くところまでしか学生はやりませんが、僕は全部やりたかったんで、イラストレーションも学んでアポ取りも自分でやってました。ガクシンには、友達が読んでいたのをきっかけに知りました。興味も広がったし、自分の範囲外との出会いも多くて視野が広がりました。苦労したことはありましたか?大変なところは社員さんがやってくれていたので、楽しい思い出しかないですね。あえて言うなら、いろんなところからサークル員がくるのでまとめるのは難しかったです。でも、ガクシンで一緒だった人とは今でも連絡をとったりしてますよ。ありがとうございました。大学卒業後、経営コンサルティング会社に就職、その後a.school(エイスクール)を起業された岩田拓真さん。今回は学生時代にガクシン学生記者でもあった先輩でもある岩田さんにお仕事のお話、学生時代のお話をお伺いしました。いわた たくま岩田拓真さんプロフィールa.school HP ▶ http://www.aschool.co.jp/

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