ガクシンFind 2016年10月17日号
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02『十角館の殺人』とある大学のミステリーサークルが過去に事件のあった孤島に行き、過去の事件を調査しようとする。しかし、彼らの中で次々に死者が出はじめる。『ランチのアッコちゃん』恋人に振られて傷心の日々をおくる三智子は、上司のアッコに頼まれて1週間ランチを交換することになる。三智子はランチを通じて新しい世界を知り、アッコに憧れを抱くようになる。短編集なので色々な話を楽しめます。複数の顔を持つエネルギッシュなアッコさんの生き方が魅力的です。日々が同じことの繰り返しになっている人にはぜひ読んでいただきたい作品です。また出てくるランチがどれもとても素敵なので、実際に食べてみたくなると思います。2.秋になると台風や雨の日も増えますね。天気が悪い日は、部屋の中から本の世界へお出掛けしてみてはいかがでしょうか?また晴れた日は、紅く染まった木のもとで秋風に吹かれながら読書...なんていうのも、風情があってとっても素敵です。『君の膵臓を食べたい』 明るく人気者の彼女と、人と関わろうとしない彼。彼が偶然にも彼女の秘密を知ってしまったその日から、2人の毎日が変わりはじめる...。この本を最初に知ったとき、読後このタイトルに自分が涙するとは、想像もしていませんでした。本を読む前と読んだ後で、このタイトルへの印象が全く変わります。本当に、人生は何が起こるか分かりません。出射さよ 京都薬科大学 3回生 住野よる柚木麻子オススメ オススメ オススメ読書の秋 読書の秋 アガサクリスティーの「そして誰もいなくなった」をモチーフに書かれており、似たような展開になっていく。なんといっても最後の結末には大どんでん返しが...。近藤諒太朗 同志社大学 3回生ストーリーストーリーガクシン記者的オススメポイントガクシン記者的オススメポイントストーリーガクシン記者的オススメポイント『よつばと!』 よつばは天真爛漫かつ純粋無垢な子どもが故に、読者が思いもよらない言動を取ります。しかしそれが、面白く、昔の自分もそんな考え方もしてたなと共感できたりすることもあります!さらに前の話では出来なかったことができたり、学んだことによって考え方が変化していたりとよつばの成長過程をしっかりと描かれているのでそこに注目してもとても面白いです! 小椋友仁 佛教大学 3回生主人公の女の子よつばが父親や隣に住む三姉妹あさぎ、風香、恵那などを巻き込みながら、日常のたわいもないような様々なことを常に楽しく経験し、成長してくマンガです。あずまきよひこ日常系・コメディ好きなセリフ 「やんだ、あとで、なかす」「つくつくぼうしはセミでした」ストーリーガクシン記者的オススメポイントBOOK特集!BOOK特集!BOOK特集!池下由貴 立命館大学 3回生 『鴨川ホルモー』京都を舞台に古来より伝わる「ホルモー」にひょんなことから巻き込まれていく大学生たちを描く青春ファンタジー。万城目学京都市内のあんなところやこんなところが出てくるので京都市に住んでる方や、京都の大学に通う学生にとっては読みやすい作品です。当然「ホルモー」なんてものは存在しませんが設定と舞台がかなり凝ってるので読後に「もしかしたらあるのかも」って思わせてくれる作品です。ストーリーガクシン記者的オススメポイント豊田紘由 龍谷大学 4回生『ダンジョン飯』好きなセリフ 「これを今日の夕飯にしてみよう」 「ヤダーッ!」九井諒子 ストーリーガクシン記者的オススメポイントファンタジー・グルメ  ある日突然現れた巨大な地下ダンジョンの攻略に挑むも、ドラゴンに妹を食べられてしまい、 力尽きてダンジョンの入り口に引き戻されてしまう主人公ライオスたち。 妹を助けるために一刻も早く攻略を進めなければならないが、 冒険の準備、特に食料の調達をしている時間もない。 するとライオスは歩くキノコを見ながら、仲間にとある決断を告げる。 それは食べ物はダンジョン内のものですべて補うという、とても正気の沙汰ではない考えだった。アニメや漫画でよく見る骨付き肉を食べたいという人は多いだろうが、この漫画は歩くキノコにさまよう鎧、ゴーレムにゴーストと、その夢の斜め上を軽く飛び越えます。笑 でも大真面目になってモンスターを料理し、水炊きやクリームシチューを作ったりす久保田周平 同志社大学3回生マンガ編マンガ編マンガ編小説編小説編『なんとか生きてますッ』大宮エリー脚本家兼、CMディレクター兼、コピーライター…様々な肩書きをもつ大宮エリーのエッセイ集。あまり本を読まない人にも、本が好きな人にもオススメの一冊。短編集になっているので1つのお話が2,3ページで終わるものがほとんど。そしてそのお話ひとつひとつも笑いを堪えるのが必死、電車の中で読もうものなら変な人だと思われるほど面白いものばかり。本当にお笑いを見ているかのような感覚で読める本です。ストーリーガクシン記者的オススメポイント古本穂乃佳 京都女子大学 4回生『植物図鑑』お嬢さん、よかったら俺を拾ってくれませんか。主人公のさやかはこの一言を聞いて見知らぬ男を拾ってしまった。しかし、この男は家事が得意な植物オタクだった。同居生 活をしながらさやかはこの男に惹かれていく…。この本を見たとき、ページ数が多いので読み切れるかな、と思いましたが、すぐに読み切ってしまいました。とにかく出てくる料理が全ておいしそう!日常生活を丁寧に描いているので、日々の生活の素晴らしさにも気づける一冊です。竹田朱里 立命館大学 3回生 『月曜日の水玉模様』普通のOL片桐桐子が、リサーチ会社に勤める萩という男性に出会うことから始まる。何故か二人はそこから不思議な事件をともに解決していくことになる。日常に気づかせてくれる1冊です。桐子の普段の生活が、萩さんというスパイスが加わることで基本は変わらないけど、変わ解きにも注目です。有川浩加納朋子  ストーリーガクシン記者的オススメポイントストーリーガクシン記者的オススメポイント『三匹のおっさん』有川浩ストーリーガクシン記者的オススメポイント『社会人大学人見知り学部 卒業見込』極度の人見知りであるお笑い芸人、若林正恭(オードリー)はその自意識過剰さ故に「社会」と反発し続けてきた。しかし芸能活動を通し自分なりの関わり方や答えを見つけ、少しずつ社会に馴染んでいく。その様子が自虐的にエッセイ形式で綴られた一冊です。若林正恭さすがは第一線で活躍するお笑い芸人。クスッと笑えるポイントやオチが一つ一つのトピックごとにしっかり用意されています。人見知りの人は「わかる!」、そうでない人は「何言ってんだ(笑)」と思いながらもどこかためになって、共感して、笑って、ちょっと感動する内容になっています!吉村麻生 同志社大学 3回生『』本作品は浅見光彦シリーズのうちの1作となっている。 今回の事件は、邪馬台国の研究に生涯をかけた考古学者の小池が殺されたことから始まる。小池が寄宿していた当麻寺の住職から事件の解決を依頼された浅見光彦は、住職の娘・有里とともに調査に乗り出す。そして徐々に浮かび上がってくる意外な犯人像とは…。ミステリーと古代日本のロマンが絡み合う1作。おは、特におすすめしたい作台になっているため、読み終えた後には思わず足を運びたくなるかもしれません。ロマンとミステリーが上手く絡み合う世界に引き込まれます。内田康夫ガクシン記者的オススメポイント高橋沙織 京都女子大学 4回生ストーリーストーリーかつて「三匹の悪ガキ」と称された悪ガキ達が還暦を迎え町内の自警団を結成。それぞれの得意なことを駆使し、現代社会のトラブルを解決していく。ガクシン記者的オススメポイント3匹のおっさんが問題を解決していく姿は読んでいてスッキリ!コメディ要素が強く、おっさん達の孫の恋愛なども描かれていて色々な要素があり面白いです。梶真夕子 甲南女子大学 3回生人見尚汰 京都産業大学4回生ガクシン的 ガクシン的 ガクシン的

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