
大学生による大学生のためのWEBマガジン
塾で子供たち(主に中学生、高校生)に誕生日やクリスマスが近づくと、「なにが欲しい?」と聞くんですけど、一番多い答えが「特にほしいものはない。」なんですよ。
これにはかなり驚かされたんですけども、話を聞いてみると、その理由が分かりました。スマートフォンがあれば、まあ、だいたいの物を持ってるのとおんなじことなんです。スマホがあるからなにもいらない、とそういうわけらしいです。僕が中学生だった時、を考えてみると欲しいものが沢山あったなあと思います。(僕の家では親の教育方針で高校生になるまで携帯電話を買ってもらえなかった、というのもあると思うけど)毎日授業中の暇な時間を見つけてはノートの隅っこで、持ち金と欲しいものの値段を計算していた気がします。今でも欲しいものは尽きずに、色々と頭の中を駆け巡ります。電子ピアノ(ピアノを始めたい)、ポップアップトースター(なんとなく憧れが)、フレッドペリーのカーディガン(高い服をたまには買いたい)、鉄の小さいフライパン(あんなフライパンでオムレツとかつくってみたい‥‥)。どれも無くても、なんら問題ない物だけど、欲しいものとはそういうものな気がします。
また、何かで読んだのですけど、今の子供はゲームで自惚れることができないそうです。ソーシャルゲームはすぐに世界ランキングがでますから、学校で一番うまくても、自分よりはるかに上手い人が世界のどっかにいるということをスマートフォンは見せつけてくるのです。僕は小学生のころ、ニュースーパーマリオブラザーズの対戦ゲームが日本一上手いと勝手に思っていたけれど、こんなことはもう今の小学生にはないのかもしれません。
ああ、なんだか子供が冷めてきている気がします。先日京都で初雪が降った時も、塾で一番はしゃいでいたのは二十歳の僕でしたし。
もうちょっと元気になって頂きたい、ご両親が悲しむぞ。
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