ガクシン2014年7月号
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ガクシンー 13 ー就活・進路インタビュー中の様子代理店や販売店への訪問営業をしています。サクラクレパスでは、販売ルートや地域別に担当部署が違います。その中で私は中国・四国エリアを担当しています。営業という職種上、お客様とお話しする機会とがとても多いのですが、私が話すことよりも、お客様のお話を聞き出すことを心がけています。子どもたちの成長に携われているんだと実感できたときですね。例えば、幼稚園や保育園を訪問したときに、当社の絵の具やクレパス、クーピーを使って、楽しそうに絵を描いているのを見たときは、この仕事をしていて良かったなと感じます。幅広い年齢の方とお話をするのですが、人により様々な考え方があるので、そういったことを踏まえた上でコミュニケーションをとることがとても難しいです。自分を商品に例えて売ることを意識していました。自分の長所を売り込めないようであれば、社会に出て実際に商品を説明する際に、「商品の強みを理解できず、説得力に欠けた営業になってしまうのではないか」と考えていたので、面接で自分の長所を売り込むように意識していました。「汗をかくこと」ですね。まだまだ若手なので、一生懸命頑張るということを売りにしています。就職活動を始める前は、教職を目指していたんです。けれども、取り組んでいく中で、教師以外にも興味がわき、他の職業を考えるようになりました。ただ、「子どもに関わる仕事に就きたい」という軸がぶれることはなかったので、そこを押さえた上で、就職活動に取り組みました。やや暗い感じではありましたが、普通の学生でしたよ(笑)。授業を受けて、サークル活動をして、アルバイトをして…。サークルは写真サークルに所属していました。代表を務めていたのですが、様々なイベントを企画し、開催していくうちに行動力が身に付きました。その後、サクラクレパスに入社し、当時の活動や、そこで養われた行動力が生かされていることを実感しています。責任の重さを理解出来るようになりました。学生時代は、周りを気にすることなく個人の判断で行動することが多かったんです。だから、失敗しても、それは個人の責任で済んでいました。けれども、社会人として企業で働くようになると、お客様や社内の人たちに対して、責任を背負う形になります。問題が生じたとき、その問題は周りに波及することがほとんどです。だからこそ、責任感を持って、物事にあたります。仕事に関しては、やっぱり営業で1番を取ることが目標です。もっと大きな視点で見るならば、様々なことを経験して、より幅のある人間になることが夢ですね。責任を果たすこと。自分に対する責任はもちろん重要ですが、企業で働くようになり、自分だけではなく、周りの人たちの責任も共に背負うことになります。もっと言えば、サクラクレパスという看板=責任が自分の背中には乗っているんだということを意識して、与えられた、自ら作り上げた責任を成し遂げることが働くことにつながると思います。「社会人ってどんな仕事をして、どんな生活をしてるんだろう?」大学生の素朴な思いから生まれたこのコーナー。今回は、誰もが一度は触れたことがある描画材料、クレパスや、クーピー。これらの描画材料を製造・販売をするサクラクレパスにお勤めの両井渉さんにお話を伺いました!株式会社サクラクレパス社会人お仕事インタビュー【株式会社サクラクレパス】創 業:1921年(大正10年)5月本 社:大阪市中央区森ノ宮中央1-6-20社 員 数:1,200人(平成26年5月現在)事業概要:クレパスやクーピーペンシルなどの描画材料を開発・製造・販売している。近年では、総合文具メーカーとして、オフィス用品から一般的な事務用品にいたるまで、多種多彩な商品を製造・販売。HP:http://www.craypas.com/※『クレパス』、『クーピー』は(株)サクラクレパスの 登録商標です。入社6年目両井さんのスケジュール例出勤代理店営業学校・販売店営業メールチェック夕食野球観戦起床7:008:30就寝23:0012:00昼食13:0017:00報告書作成18:0019:00最後に学生記者と記念撮影文具責任を成し遂げることが働くことにつながると思います。本日はありがとうございました。両井さんは現在、どのようなお仕事をされているのですか?お仕事をする上で何か心がけていることがあれば教えて下さい。この仕事をしていて、良かったと感じる瞬間はどういったときですか?逆に苦労や難しさを感じる瞬間は?就職活動中に意識していたことはありますか?現在のご自身の長所は何ですか?就職活動では、初めから文具メーカーを志望されていたんですか?両井さんの大学生活について教えて下さい。今後の目標を教えて下さい。ズバリ、両井さんにとって働くとは?大学生から社会人になって最も大きく変わったことは何ですか?BOOK※ガクシン設置店です※ 百田尚樹の短編がギュッと詰まった一冊「幸福な生活」。すべての作品に共通しているのは最後の一行にとてつもないオチがあるということ。見事に落とされるラスト1行の落とし穴、それは次第に快感に変わる。 計19話の短編があり、読み進めるごとに次の話はこんなオチだろうな、と予測してみるのだがそれを大きく上回るオチが待ち構えている。しかもあまりに巧みに仕掛けられるものだから、その意味が分からず思わずもう一度読み返してしまう。驚き、焦って読み返す二回目でようやく仕掛けを見つけると、そういう事か!と、にやっとしてしまう。そんなオチがこじつけでないのも見事だ。 人間が恐れている本質をついてくるからだろうか、ぞっとすると同時に妙に納得してしまう、きっと百田尚樹の技だろう。My Favorite2013年12月祥伝社百田尚樹 著幸福な生活新しい毎日に少し疲れて、新しい毎日に少し疲れて、自然の中に行ってみた。自然の中に行ってみた。どこへ行っても緑に囲まれ、どこへ行っても緑に囲まれ、湧き上がる自然に圧倒される。湧き上がる自然に圧倒される。明日からまた頑張ろう、明日からまた頑張ろう、そう思った。そう思った。新しい毎日に少し疲れて、自然の中に行ってみた。どこへ行っても緑に囲まれ、湧き上がる自然に圧倒される。明日からまた頑張ろう、そう思った。気ままにカメラ日記
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