ガクシンFind 2024年7月31日号
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- ガクシンFind 先輩訪問
取材・文:徳持善太 大阪公立大学4回生 / 日沼和子 同志社大学1回生 / 柴田夏萌 同志社大学1回生 / 堀華乃音 同志社大学1回生
ガクシンサークルのOBであり、現在はアイルランドで公認会計士として、企業の会計監査ディレクターを勤め、
アイ
ルランドの商工会議所の会長も勤めておられる浅田裕一さんにインタビューさせていただきました!
浅田さんのこれまでの経歴をお聞かせください。
でもまだその点は苦労していますが、プロフェッショナルと
京都産業大学に在籍時、2 年間休学してワーホリを利用してカナ
しての状況で話す時にただの棒読みだと聞く側も引いてしま
お客さんの前で料理ショーをしたこともありました。ロンドンで
ジは、大抵が過信や「前向きな勘違い」から始まっています。
ダとイギリスに行きました。カナダでは日本食レストランで働き、 う。常に訓練は欠かせません。ただ僕のこういったチャレン
は寿司レストランでバイトをしながらカクテルバーテンダーの資
格を取得しました。職探しに苦労したり、お金を節約するために
旅行者向けの安い部屋で半年ほど生活したりと苦労もしましたが
自分の世界、価値観を広げることができました。帰国後の大学 4
年生から実家の家業である喫茶店を継ぎ、留学で得た語学力や経
験を活かした店舗経営を行いました。そして事業が安定したタイ
ミングでアイルランドへ行き、その地で公認会計士の資格を取得
し会計事務所であるデロイトに入社。仕事の営業を通じて人脈が
広がっていき、現在はアイルランドの日本商工会議所の会長も任
きっとうまくいくという根拠のない自信です。そして、失敗
したとしてもそれも経験であり、今しんどかったとしてもこ
れは何かにたどり着く過程の一部に過ぎない、とポジティブ
に考えることで、そのチャレンジを継続することが出来てい
ます。
アイルランドで生活されていて、日本人も取り入れるべきだ
と思われる文化や考え方があれば教えてくさだい。
アイルランドの人は、プロジェクトを始める時に準備をし過
ぎない傾向があると思います。準備に 100%を追求しないで、
せてもらえています。
80%でもいいからそれでやってみて、粗が出た部分を修正し
たのでしょうか。
かい部分まで想定して 120%の準備をしないとっていう意識が
リアの1つの分岐点となる時期が重なった時に、奥さんの出身国
ンド人の考え方は難しいしもどかしく感じると思いますが、
卒業後、アイルランドの公認会計士の道を志された理由は何だっ
ます。だから最初の一歩が軽めなんです。日本の場合だと細
家業の事業が上向いて安定してきた時期と、奥さんと自分のキャ
あると感じます。日本人的な感覚だと、最初はこのアイルラ
であるアイルランドに行こうという決断をしました。そしてそこ
慣れれば失敗への耐性が出来ていって思考も柔軟になるので
ダブリン事務所でのスタッフとの打ち合わせ中の浅田さん
もっと早く海外に出て行きたいです。学生時代には海外
に 2 回行きました。2回共ガクシンの企画で読者とハワ
イのホノルルマラソンへの挑戦でした。今思うとそれぐ
らいしか海外に行ってなかったなと。せっかく海外に行
くチャンスが多い自由な時間がある大学生時代なのに、
海外への意識があまりオープンじゃなかった気がしま
す。後に多くの留学生とも知り合って様々なサポートを
したりするのですが、学生時代の早いうちに海外に出て
素晴らしい考え方だな、と僕は思います。
いろんな事を見ていたらもっと違う大学生活を遅れたの
のがあればお聞かせください。
ガクシンの読者である学生にメッセージをお願いしま
現在様々な立場でご活躍されていますが、社会人になられてから
アンレストランの厨房補助や京都国際会議場のレストランで
海外にもし興味がある方がおられたら、全然躊躇しない
せください。
の仕組みを見ることができましたし、その経験がいろんなと
で話さないといけないので、読みながらではなくて自分で考えて
もう一度大学生に戻れるとしたら、当時はしていなかったこ
での仕事選びを考えた時にワーホリで海外に行っていた頃の経験
学生時代にガクシンサークルの活動以外で熱中されていたも
ではという風には思いますね。
しました。
アルバイトに積極的に取り組んでいました。例えば、イタリ
す!
一番苦労したこととそれをどのように乗り越えられたのかお聞か
ウェイターとして働いていました。アルバイトを通して社会
今も毎日が苦労の連続です。自分は今英語圏にいて仕事でも英語
ころで活かされて、将来の役に立ったと思います。
も、そこで得た経験は将来絶対にプラスになるので是非
とで挑戦してみたいことはありますか?
ありがとうございました!
から、特技や資格を身につけないと、現地の人たちとの競争に勝
てないと思い、会社経営の経験もあったことから公認会計士を志
ナチュラルに話すための訓練は何回もやらないとだめでした。今
生の
学
大
様
皆
で世界に出てみてください。一度世界へ出ると、今まで
の価値観が吹っ飛びます。その時はしんどかったとして
皆さんもチャレンジしてください。
次世代下宿
「京都ソリデール」
してみませんか?
京都府では、
アクティブシニア宅の空き部屋に低廉な居住費負担
(家賃等)
で大学生等が同居・交流を行う、次世代下宿「京都ソリデール」事
業を平成28年度から行っております。
従来の下宿とは異なり、京都府から委託を受けたマッチング事業者が間
に入って、希望者の事前面談やお試し同居等を行い、相性をしっかり確認し
た上で同居を開始します。
また、同居後もマッチング事業者がアフターフォローを行い、
トラブルの未
然防止を図ります。
利用者からは
「一人暮らしより安心感がある」
「生活にはりが生まれる」等
の声があがっています。
興味がある方はぜひ相談会へお越しください。
また、実際に事業を活用し暮らしている学生さんの様子や、事業概要につ
いて知っていただける動画を作成しております。ぜひご覧ください。
無料要予約(先着順) 8月の相談会はこちら!
!
日時 8月27日
(火)13:00∼17:00
①13:00∼ ②14:00∼ ③15:00∼ ④16:00∼
場 所 :京都府庁 2号館5階 住宅課
定 員 :先着4組
申込方法:右記「問合せ先」に電話またはメールで
①氏名②参加人数③連絡先④希望時間を
お知らせください。
申込締切:8月23日
(金)
きょうと学生新聞ちゃんねる
(YouTube)
▲ 「大学生必見!京都ソリデールをご存知ですか?」
問合せ先
京都府 建設交通部 住宅課
〒602-8570 京都市上京区下立売通新町西入薮ノ内町
TEL:075-414-5358 E-mail:jutaku@pref.kyoto.lg.jp
京都府HP
詳細につきましてはこちらからご確認ください。
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