ガクシンFind 2025年1月15日号
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山登りする音楽バンド『スーパー登山部』
登山をするバンド
『スーパー登山部』
をご存じでしょうか。
山上でもライブを行う彼らの音楽は、風を空を、
いつか
の景色を思い浮かばせ心躍らせてくれます「
。2024.12.13 FRIT.B.O presents #長堀界隈 ver1213」
ライ
ブ直前、
ガクシン記者がインタビューさせていただきました!
取材・文:堀華乃音 同志社大学1回生 / 明神楓人 立命館大学1回生
https://superclimbingclub.bitfan.id/
スーパー登山部(スーパーとざんぶ)
コンポーザー・小田智之のオリジナル曲を演奏するために2023年に
結成.メンバーはHina(Vo)、いしはまゆう(Gt)、梶祥太郎(Ba)、深谷雄一
(Dr)小田智之(Key)
愛知県を中心に活動しており、山と音楽を絡めた活動も行っている。
バンドとして名古屋や東京のライブハウスで精力的にパフォーマンス
を展開する一方で、バンド活動の傍ら、
メンバーで御在所岳や南木曽
岳に登り、時には山頂で演奏を行う。
スーパー登山部さんのバンド結成の経緯とバンド名の由来とをお聞か
せください。
小田さん
(以下敬称略)
:元々、僕とベースの梶さんが「バンドやりたいね」
と話し合っていました。ホール公演をする予定があって、それがきっかけ
でバンドのメンバーを集めたのがバンド結成のきっかけです。
梶:バンド名は、LINEのグループ名からです。2人でドラムの深谷さんを
勧誘しに行って承諾をもらった夜に、LINEグループを僕が作ったのです
が、
グループ名を適当に脈絡なく
「スーパーバンド」
と名付けました(一同
笑)。
小田:その時は、バンド名はなくて。曲も増えて、いざライブに出る時にバ
「スーパー登
ンド名を決めてくれと言われて。その時に深谷さんがポッと
山部」良いんじゃない?って。僕が登山好きだったということがあるんです
けど。みんなはやったことないんですよ。
「一回はみんな行かなきゃいけ
ないけど大丈夫?」
と確認をしたら、みんなやりたいってことで決まりまし
た。
スーパー登山部さんの音楽を聴いていると、外を歩きたく
なったり空を見上げたくなります。曲作りや作詞、演奏面で
意識されていることはありますか?
小田:壁にぶち当たっている人とか、孤独で苦しんでいる人
とか、そういう人たちを置き去りにしないで寄り添える音楽
を作りたいと常に思っています。辛かったり落ち込んだ時に
支えとして自分たちの音楽があって、その誰かの力に少しで
もなれたらいいなって考えています。
深谷:この楽
曲が良くなる
ように、
ってこ
とは常に考え
てプレイして
います。
いしはま:僕
も同じなんで
すが、ギター
は全体的に一
曲の中でダイ
ナミックスが
出るように、大きくなるところと小さくなるところのいずれも
綺麗に共存するようにと考えています。
最新のリリース曲「頂き」は心が踊る、広がりを感じる一曲
だと感じます。
どのような想いで作られた一曲なのでしょう
か。
小田:この曲は、去年自分が白馬岳に登った時に見た景色
からインスピレーションを受けて作った曲です。山は頂上に
着くことだけが目的じゃなくて、過程を楽しめて、降りてきた
時には次はどこに登ろうかと考えていたり。頂きについて考
えることで見える色々な側面をテーマに作った曲です。)本
当に、
「ザ・マウンテンポップ」
というか…(笑)
「ザ・マウンテ
ンポップ」
というか…(一同笑)
今後の展望をお聞かせください。
小田:文字通り、
スーパー登山部になっていきたいなと思って
います。山や音楽の魅力を伝えたり、それぞれの好きって想
いを共有しあって、大きなコミュニティーみたいになっていけ
たらいいなと。山でバンドセットでライブをするってことはほ
とんど前例が見つからなくて。僕らにとっては挑戦なんですけ
ど、誰も成し遂げたことがないことに取り組んでいくっていう
のは、
もともとの登山の精神というか面白さだと思っていま
す。そういったことに取り組みつつ、バンドとしてたくさんの
人に音楽を届けられるように頑張っていきたいです。
最後にガクシンの読者である大学生に向けてメッセージを
お願いします。
Hina:私達は新しいことにチャレンジするバンドです。
これか
らも新しいことをバンドで体現していくので私達の活動を
知っていただいて、皆さんが新しいことにチャレンジするきっ
かけにしてもらえたらいいなと思います。
小田:
「山はいいぞ」
と伝えたいですね。
自分は大学生になっ
てから山に登るようになって、考え方も変わったというか。
自
分の足で一歩ずつ進んでいって、その先にちゃんと頂上に着
これから先どう進んでいこうかなと
けるっていう成功体験が、
考えたときにいろいろな発見をもたらしてくれたんです。
自分
はもともと人付き合いも得意じゃないし、
自信があるわけで
もなくて。
でも大学に入って登山もするようになって、
こうやっ
て素敵な仲間たちと出会えて、一歩ずつ新しい自分に向かっ
て進めているかなって思ってて。それが山の力だとか、音楽の
力だと思っています。なので、ぜひ山に登ってみてください。
有難うございました!
スーパー登山部さんは、山上でのライブも行われています
が、山上ライブの魅力を教えて下さい。
小田:そこに行って景色を見て空気を吸って、
っていう体験
は唯一無二で。山でライブをすることで、山が好きな人と音
楽が好きな人という、同じ
「好き」を持って集まった人たち
が、僕らと一緒に楽しむっていうことが本当にかけがえのな
い時間だなってことを実際にやって感じています。
ガクシンサークル員 オススメBOOK
『科学の方法』
中谷宇吉郎(著)
この本の著者である中谷宇吉郎は日本の物理学者であり、世界で初
めて人工雪の製作に成功したことなどで知られています。
『科学の方
法』
というタイトルにもあるように、
これは科学に関わる人のための
バイブルのようなものです。ある人にとっては、科学は色々なことを
実現可能にする夢のようなものに見えるかも
しれません。
しかし、科学にはそれが適用でき
る限界があるうえに、常に自然現象をとらえる
人間の存在が消しきれません。つまり科学は万
能なものではありません。が、それでも複雑に
見える現象をシンプルな理論で説明しようとす
る態度やその結果は、人々を魅了する力を持っ
ていると僕は思います。理科や数学の授業で
少しでも心が動かされた経験がある人は、
この
本をぜひ手に取ってみてください。
友膳涼平 神戸大学4回生
ガクシンサークル員 徒然日記
『冒険とイマジネーションの海へ』
児玉裕一 京都府立大学 4回生
2025年が始まりました!皆さん如何お過ごしでしょうか?最近はインフルエンザや
風邪が流行しているので、卒論を制作中の僕は手洗いうがいやよく食べてよく寝る
ことを心がけて過ごしています。
そんな僕はこの冬にディズニーシーに行きました。最後に訪れたのが中学生の頃
だったので久しぶりのディズニーシーにとても感動しました。特に大きなクリスマ
スツリーやサンタの衣装を着たキャラクター達を見て思わず心が揺さぶられまし
た。昨年オープンしたばかりのファンタジースプリングスエリアはまさにあの劇場
でみたディズニーの壮大な世界の中に入ったかのよ
うな最高の気分を味わえました。
来年度からは社会人として働きます。社会に出ると沢
山の困難や苦戦を強いられるかもしれません。
しかし
そんな時はディズニーシーのコンセプトである
「冒険
とイマジネーションの海」の言葉のように想像力を働
かせて自分が冒険の主人公かのような気持ちで前向
きに挑戦できればいいなと思います!
『限界大学4年生の年明け事情』
徳持善太 大阪公立大学4回生
こんにちは、
ガクシンサークル員の徳持善太です。
皆さん、2025年が始まりましたが、良いスタートは切れているでしょうか。今回の徒
然日記では、限界大学4年生である私が、
この期末に向けての大学4年生の実情を
お伝えします。
まずは、何といっても卒業論文。12月に締め切りの大学もあるようで
すが、1月半ば締め切りの私は、年明けから本腰を入れ始めました(既に遅い…)。
しかし、私は限界大学4年生なので、卒業論文だけに集中はしていられません。4月
からの就職に向けて、引っ越しの手続きをする必要もあります。
また、2月以降に遊
ぶお金を貯めておくためにバイトもしなければなりま
せん。
さらに、そこに畳みかけるようにインフルエン
ザ。
散々な一年の初めになってしまいましたが、初詣帰り
に食べた写真のひつまぶしが私を救ってくれました、
皆さんは、大学生活を有終の美で飾るために計画的
に過ごしてくださいね。
そして、
しんどくなったらひつまぶしを食べてくださ
い。
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