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シネマインタビュー

『八重子のハミング』主演:升毅さんインタビュー

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(C)Team『八重子のハミング』

 

陽信孝さん原作、若年性アルツハイマーの妻と12年間妻を介護した夫の究極のラブストーリー『八重子のハミング』。40年以上のキャリアを持ちながら初主演を務められた升毅さんに『八重子のハミング』のエピソードから大学時代のお話までお伺いしました!

 

今回は限りない優しさを持った主人公でしたが、その優しさの元となるものは何だと思われますか?

 

優しさの元ですか…。相手のことが好きだという気持ち、ですね。突然あの年齢同士の夫婦になるわけではなく、若い頃に知り合って、そこからお互いが好きになって結婚して子供が出来、大きくなって自分たちも歳を取っていった。過ごしてきた時間を大切にしていたからこそああいう夫婦になれたんだろうし、その先もお互いを好きでいられるから優しくいられるんじゃないかな、という気がします。

それに優しさって、本人は優しくしようと思ってそうしてるんじゃないと思うんですね。何かをしてあげたいっていう思いと行動の結果として「優しいね」と言われたり「優しさを感じた」ということになると思います。

 

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初主演作ということで何か意識したり、今までの作品と違ったことは有りましたか?

 

劇団の公演やそれ以外の舞台で主演をする時は、座員がいかにチームワークよくできるかっていうのを大切にしています。それが作品の出来に関わっていて、そこがギクシャクしてるといくら頑張っても良いものが出来ない。常にそういう思いでやっています。

でも今回は映画の主演ということで、そんなに場数を踏んでるわけでもなく、映画の中での座長のあり方っていうのを最初は余りイメージが出来なくて。

そこで、舞台に置き換えて色々考えてみたんだけれど映画の場合はその役割っていうのは監督なのかなと。主演がそれをするのではなくて監督がチームをまとめるリーダーであり座長かなって。そして他にちょっと目を向けると撮影部にはチーフカメラマン、撮影監督というボスが居る。照明部にも美術部にもそのポジションにボスが居て自分たちのチームをきちんとまとめている。そういうボスたちが結局この映画を支えている座長たちなんだなって思えたので、「じゃあぼくは俳優部の座長として、俳優部をうまくまとめられれば良い、きっとそれで映画が成り立つのかな」と考えました。俳優部の座長になるにはどうしたらいいか、まず自分のことをきちっと、あとは他の俳優さんたちとのコミュニケーションとか意思の疎通だったり。和気藹々と楽しく撮影しないとっていう事で、その役割を担おうという思いで臨みました。

 

山口での撮影ということで何か印象に残ったことは有りましたか?

 

佐々部清監督は山口県の下関の出身で、この映画の舞台になったのは萩っていう街なんです。撮影は萩で8日間、周南、徳山辺りで2日間、下関で3日間という撮影でした。メインは萩だったんですが、萩の方は皆さん原作の陽(みなみ)信孝先生のことも八重子さんのこともご存知で、その話が映画になるので萩全体でバックアップしましょうということで参加してくださって。萩で撮影してる間のお昼ご飯は全部地元のお母さん方が当番制で作って下さいました。本当にそれだけでも十分ありがたかったし、この映画に参加してるって思いがすごく伝わってきたし。でもちゃんとどこかで線を引いて、私たちは一般人、ということは仰ったわけではないんだけどそういう意識がすごくはっきりしてて。参加してるんだけど邪魔をしない、すごく素敵なスタンスでしかも暖かく見守ってくれてるのがありがたかったですね。

地元の方々に出演もしていただいたんですが、エキストラ会社に所属してる人達ではなくて本当にごく一般の方達です。その本物感というのはすごくて、僕は役を演じているだけなんだけど、僕のことを陽先生って見てるんです。それが伝わってくる。だからとてもやりやすかったし、すごく有難かったです。空気が本物になる、その中で講演のシーンをさせてもらえて、あの方達のおかげで本物になれていったなって思いました。

 

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話は変わりますが、升さんの学生時代のことをお伺いします。どんな大学生でしたか?また大学生時代のエピソードなどを教えて下さい。

 

もうね、大昔のことなんだけど(笑)。僕が芝居を始めたのは大学の2年生なんですね。で、本当は高校を卒業する時に進路指導の先生には大学に行かずに俳優になりたいって言ったんです。本気で思ってたんですけど、実は半分は大学受験をしたくないから、それを回避するためにそう言ったところもあって。結果的に、両親に相談しなさいって事になって相談したところ、「俳優になりたいならやれ、でも条件として現役で大学に合格して4年で卒業しろ」って言われました。逆の条件がついちゃって。受験したくなかったのに、そうなってしまって。でも、大学に入れちゃったら、俳優になりたいって思ったことを忘れて、1年間普通に大学生をエンジョイしちゃった。バイトしながら、大学に行って友達と帰りに居酒屋に行ったりとか、あ、ノンアルコールですけど。学校の近くの雀荘に行ったりとか…。1年間は何の目的もない生活を送ってました。で、2年生になった時に、これはいけないぞ、と俳優になるための活動を始めました。

始めたら始めたですごく楽しくて。養成所が週に4日間夕方から3時間ほど授業が有ってそれが楽しくて。そこの同期の人たちと仲良くなるにつれてそっちのやるべきことが生活のベースになっていきました。大学2年生から卒業まではお芝居の世界に足を踏み入れてそこから楽しくなりだした時期でした。嘘でもそういう目的を持って大学生になって、目標を再認識してやり出せたことは結果としては大学に入ったおかげなのかなぁと思います。自分の子供に対しても、大学受験をした方がいいからしなさい、と。子供は別に俳優になる夢は持ってなかったし将来のイメージも全然持たずにいたけど、大学4年間の間に何か見つかったら良いよと言ってましたね。

僕らの時代もそれは同じで、大学生活の中で役者っていう目標を持てたことがすごく充実した大学生活を送れてた時代でした。結果として大学に行ってよかったなと思ってます。

 

ガクシン読者の大学生に一言お願いします。

 

さっき言ったように、学生の間に自分のやりたい何かを見つければいいと思うんですが、そのために今まで自分が興味を持ったことがないことに触れること、例えば自分と違う興味を持った友達が居た時に、何でこういうことに興味があるんだろうと思うところから始めてみたらどうかな。嘘でも一回興味を持ってみると、自分には合わないなとか意外と面白いとか色んな発見が有る。そういう発見をするための努力を友達作りでもバイトでも良いし、授業の中からでもいいから是非してほしいなと思います。何も興味を持たないままで居るとあっという間に時間は過ぎてしまう。それは本当にもったいないと思うから、何かに興味をもつこと。人にでも勉強にでもなんでも良い。その興味から連鎖して広がっていくから。そんなことをどこか頭の片隅においておくだけでも大学生活がより楽しくなっていくんじゃないかな、と思います。例えばそれが映画だったりね(笑)。

 

有難うございました。

 

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取材:藤井愛希 京都造形芸術大学3回生


 

『八重子のハミング』

シアターセブンにて公開中

配給:アークエンタテインメント

 

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