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ガクシンサークル員 徒然日記

『旭岳』

先日登山に行ってきました。

 

北海道最高峰  「旭岳」

 

小学生の時に5年間ほど旭川に住んでいたので、少なからず馴染みのある山です。

大学生になり、登山を目的に訪れることがあろうとは…!

途方もなく遠く見える山頂。大学のサークルの同期と目指しました。

 

早朝のロープウェイで登山道まで移動し、いざ出発です。トイレに別れを告げます。

大きめの石がごろごろと転がった道を、進んでいきます。登る度に、振りかえると、眼下に青空と朝靄で少し霞む旭川の街が見えます。足取りは軽やかです。

登山道ですれ違った人、皆に挨拶をしました。相手も快く返してくれました。登山者は感じがいい人が多いと漠然と感じていましたが、聞けば、お互いの体調確認の意味もあるそうです。綺麗な景色に気を取られがちですが、常に危険と隣り合わせである登山。だからこそ、皆が皆で守りあうという意識がとても大事なのだと、彼らの行動をみて気付かされました。

 

さて、どんどん登ります。すぐ横の大きな谷では、もくもくと蒸気が発生していました。吹き荒ぶ風にのって、強烈な温泉のあの匂いが鼻の中でツーンとします。

火山大国である日本。北海道も、旭岳をはじめとして、多くの火山を有しています。峨峨たる雄大な景色を拝むことができるのは、それ故です。もちろん危険性も多く伴いますが、その分美しい情景を生み出します。私たち人間は、どこまでも自然の中で生かされているのだと実感します。

そんなことをぼーっと考えているうちに、もう頂上が迫っていました。適宜休憩を挟みつつ、急に急勾配になった道に、若干の疲れを感じつつ登りました。(体力)

 

そして!!ついに、山頂へ🏔

あの時の疲労は何処へやら。美しい景色と達成感だけで、失った体力を取り戻すことことが出来ました。人って本当に、いい意味で心が浅いです。

ただ、足を動かし続けて、ひとつの大きな島の頂きに立てる。そう考えると、自分の足を頼もしく感じます。五体満足の健康体で有難いです。

そのあとは、下山しつつ、大雪の景色をゆるゆると楽しみました。

北海道の山に訪れる秋はとても早いです。

9月の中旬では、既に紅葉が始まっていました。少しくすんだ赤や、鮮やかな黄色に色づいた高山植物を眺めながら、小道を進んでいきます。何種類か、皆のおかげで覚えることができました。

 

さて、歩き続けて登山開始から9時間が経過しました。

途中で寄った足湯が気持ち良すぎて動けなくなったりしましたが、無事全工程を終えました。

全身に染み渡る心地の良い疲労感と、猛烈な喉の乾きを感じつつ、とりあえずトイレに向かいます。

改めて、天気にも恵まれ、大満足の登山だったと振り返ります。🏔

写真は、堂々と聳え立つ旭岳とその影を映す夫婦池です。一枚画のような美しさで、お気に入り写真です。この写真は、先月買った新しいカメラで収めたものです。まだまだ初心者ですが、楽しんでいきたいです📸

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