大学生による大学生のためのWEBマガジン
『聲の形』 作者 大今良時 出版社 講談社
人は誰しも過去の過ちを後悔したことがあるだろう。そして、その後悔は、重大なものであるほど大きくなるだろう。
退屈が大嫌いな少年石田将也は、その退屈しのぎの標的を耳が聞こえない西宮硝子に向けた。日に日にエスカレートする退屈しのぎに対して、普通では考えられない反応を示す西宮硝子のことが彼は嫌いであり、またこのまま続けたら彼女がどうなるか興味が湧いた。
そんなある日、一緒に退屈しのぎをしていたクラスメイト達の標的が西宮硝子から石田将也に変わった。それから彼は酷い扱いをクラスメイトから受けた。そんな彼を西宮硝子は影でかばっていた。しかし、そのことを知った少年石田将也は、苛立たしく思って西宮硝子のことを打ってしまい、それが原因で彼女と喧嘩になり、次の日彼女は転校した。
それ以降、石田将也は孤立し、周りの人たちのことを嫌いになったが、そう思う自分が一番嫌いな青年となってしまった。そして高校3年の春、彼は死を決意したが、その前に人生でやり残したことを片付けることにした。そうして、昔酷いをしてしまった西宮硝子に会うことにした。これをきっかけに再び彼の人生が変わり始める…
この作品は今年の秋に映画の上映も予定されている。
嫌なことがあった時、何かに失敗して落ち込んだ時、勇気が欲しい時にこの作品を読んでみてはいいがだろうか。
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