大学生による大学生のためのWEBマガジン
©2017 映画「3月のライオン」製作委員会
桐山零。中学生にしてプロ棋士となった、将棋の神様に微笑まれた逸材だ。将棋は彼の父の友人であり育ての親でもある幸田から習ったのだが、将棋でしか自分というものを確立できないことに悩んでいた。強くなればなるほど、自分の居場所は失われていく。
そんな苦しみを抱える彼がひょんなことから知り合った、笑顔が絶えない川本家の三姉妹。力を合わせて寄り添うように生きている彼女たちに、胸を打たれること間違いなしだろう。彼もまたその一人であり、これまで感じることのなかった人の温かさを知ると同時に、自分の中に眠る孤独さに気づくのだった。
もがき、苦しみ、迷いながらも成長していくところはとても人間味があって、ただの将棋映画ではないことが分かる。「俺には将棋しかないんだ…」そう言い聞かせながらも、愛、そして自分の居場所を求めている零君に、どこか共感できる人も多いのではないだろうか。
『3月のライオン』
【前編】3月18日(土) 【後編】4月22日(土)
2部作連続・全国ロードショー
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