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死体と、遭難した男との友情バディムービー。無人島に遭難した男(ハンク)が自殺を決意したとき、浜辺に一人の死体(メニ―)が打ち上げられているのを発見する。その死体からは腐敗ガスがでており、それに乗ることでジェットスキーのように無人島を脱出するところから物語が始まります。冒頭から一気に引き込まれる設定で、これまでにない映画だということがすぐにわかりました。タイトルにもありますが、メニ―がスイス・アーミーナイフのように、サバイバルを生き抜くための様々な機能を有しており、その発想がいい意味でバカなものばかりで笑ってしまいます。腐敗ガス以外にもたくさん機能があるので、それは楽しみながら劇場で確認してほしい。
ただのコメディだけで終わらないのが本作の良さで、「生きる」ということを、ハンクとメニ―の友情の中で教えられます。孤独で最期を迎える運命だったハンクが、死体であろうと、唯一の語り相手に出会うのです。生きた相手ではなくても、そこに何かしらの絆は生まれるものだと思います。奇想天外にみえて意外と的をえた深い設定ですね。最後のハンクとメニ―の友情の結末は是非、劇場でみてください。きっと感動すると思います。
『スイス・アーミー・マン』
9月22日(金)より全国ロードショー!
TOHOシネマズ梅田/TOHOシネマズなんば/TOHOシネマズ二条/シネ・リーブル神戸/TOHOシネマズ西宮OS
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