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あの超能力バトル漫画『モブサイコ100』が舞台になって帰ってきた!舞台化二作品目の今作について、主演の伊藤節生さん、馬場良馬さんにお話をお伺いしました。
今回の舞台のあらすじを教えてください
伊藤節生さん(※以下伊藤):今回は主人公モブ(影山茂夫)くんの弟、律(影山律)の葛藤にスポットを当てた作品になってます。兄であるモブくんとの確執やそれを機に対峙していく…兄弟が向き合ってお互いの中の気持ちをぶつけ合い、わかり合おうとするという内容になっています。その話の中で、律の周りの人々からどんどん事件が起こっていって、二人が巻き込まれていき、また今回もドタバタ劇を繰り広げます。
前回の舞台『モブサイコ100』に続き、主要キャストのほとんどの方が役を続投されていますが、伊藤さんと馬場さんは前回と同じ役を演じるにあたって、何か心境の変化はありましたか?
馬場良馬さん(※以下馬場 ):前回もそうだったのですが、僕の演じる霊幻新隆はいろいろなシーンの間に出てくるキャラクターなので、この舞台の清涼剤的役割を果たせたらなと思い演じています。
伊藤:前回、僕は俳優として初舞台でしたので、何かと余裕がなかったんです(笑)。今回は前回の舞台を踏まえて、もっとこうしたほうがいいなと思ったところは変えてみたり、こういう風に動いてみようという感じで、自分の演技をものすごく気にしながら演技しています。僕はアニメ『モブサイコ100』で同じく主人公モブの声を当てていたのですが、“モブの声優”としての僕でなくて「一俳優」として舞台に上がろうと強く思いました。
演じる役とご自身の間で、共感できる部分などはありますか?
馬場:僕が演じる霊幻新隆は、中学生のモブを利用するちょっと胡散臭い、ずる賢い大人なのですが、僕自身こういう「カッコつけてないのにカッコいい」大人にすごく憧れる部分があって…そういった意味で霊幻新隆というキャラクターは好きだし、思い入れがありますね。
伊藤:今までのインタビューなどではずっと「モブと僕は、自分に自信がないという点で似てる」と答えてきたのですが、最近少し人生において気持ちに余裕ができまして…(笑)。僕自身少し成長したかなと思います。モブくんのいいところとして「どんな人とも壁なく接することができる」ことが挙げられると思います。誰とでも「ふわふわ〜」っとした空気で接することができるので、すごいなと思います。僕は誰とでも話してみたい、とよく思うので、モブのそういうところに憧れますね。
主人公モブ役の伊藤さんは、アニメ『モブサイコ100』においても主人公モブの声を当てられていましたが、アニメと舞台では、演じる際にどのような違いがありますか?
伊藤:舞台の上だと、自分が話していない部分もお客さんに見られている、という点が大変だなと思いました。アニメの現場だと、声以外は結構自由にしていられますが、舞台上では体全体を使ってモブを表さなきゃいけません。そこが舞台の大変さであり、しかし台本にないこともサッと行えてしまうので舞台のいいところであるように思います。アドリブやハプニング込みで、舞台の魅力として見ていただけたら嬉しいです。
主人公モブは、超能力があること以外、平凡で表情もあまり多くは変わらないキャラクターのように思います。そんな彼を演じる際に、伊藤さんはどのような役作りを行いましたか?
伊藤:笑わない!そしてあまり何事にも反応しない(笑)。原作を読んでみると、モブの表情って基本的に真顔か驚いてる顔でいることが多くて。それを踏まえて、舞台でもそのような反応をするように心がけています。他の役者さんが顔をめちゃくちゃ近づけて面白いことをしてきても、僕は真顔であるように意識しています(笑)。反対に、驚くときの顔はオーバーに……僕の表情筋のすべてを使って演じています。
霊幻新隆は、いわゆる師匠キャラクターですがよくある師匠キャラクターと違い、少し胡散臭さのある人間らしいキャラクターですが、そんな彼を演じる際に、馬場さんはどのような役作りを行いましたか?
馬場:師匠役となると、厳格な指導者や理想の人間像としてのイメージが付いて回ると思うのですが、霊幻はそうではなく、詐欺師まがいの仕事をしつつ、中学生であるモブくんを利用するなど、ぱっと見た感じ尊敬できない大人に見えるのですが、僕は人間臭い人間というのが大好きでして……。そういう人が言うひとことって意外と説得力を持っていたり、心にまっすぐに届くように思います。また霊幻は、他の登場人物の誰とでも同じ目線で会話をすることができます。そのようなところが素敵だなと思うので、舞台でも意識して演じていきたいと思います。
今回の舞台の見どころをお願いします
伊藤:エクボ役のなだぎ武さんの見せ場…通称「なだぎ劇場」って呼んでるんですけど東京公演を終えた今、どうもその部分が反響を呼んでいるようで。
馬場:台本通りいけば、15秒で終わるところなんですけどね、5分ぐらいやってくれてるっていうね(笑)。
伊藤:日に日に時間がのびていっているので、神戸千秋楽は果たして何分間見せてくれるのか、というところにも期待してください。このように、『モブサイコ100』の魅力として、脇を固めるキャラクターがみんなおもしろいというところがあります。舞台上でメインのストーリーが進んでいく中、その隣で何が起こっているのかというところにも是非注目してください!
最後にガクシン読者にひとことお願いします
馬場:大学生というのはこれからなんでもできる、たくさんの可能性を持った存在だと思います。一回きりの人生を楽しんでください。そしてそのきっかけとなる舞台『モブサイコ100』ぜひ見に来てください!
伊藤:キャンパスライフってすごく楽しいものだと聞いています。ぜひその環境を活かして輝かしい未来に向かって進んでいってください。そしてそのきっかけとなる舞台『モブサイコ100』を見に来てください!よろしくお願いします。
ありがとうございました!
<公演概要>
舞台『モブサイコ100』~裏対裏~
【スタッフ】
原作:ONE「モブサイコ100」(小学館「マンガワン」連載)
脚本・演出:川尻恵太(SUGARBOY)
【キャスト】
影山茂夫役:伊藤節生
花沢輝気役:河原田巧也 影山律役:松本岳 神室真司役:平田裕一郎 鬼瓦天牙役:大海将一郎
徳川光役:星乃勇太 米里イチ役:末永みゆ 郷田武蔵役:兼崎健太郎 エクボ役:なだぎ武
ショウ役:永田聖一朗 桜威役:神里優希 誇山役:和成 密裏賢治役:平尾健蔵
霊幻新隆役:馬場良馬
[脳感電波部]
犬川役:森公平 猿田役:田代哲哉 雉子林役:匁山剛志
[肉体改造部]
佐川役:米村秀人 隈川役:赤谷翔次郎 志村役:能登屋ヒヒ丸
[映像出演]
暗田トメ役:田上真里奈
【公演日程】
9月13日(木)~17日(月・祝)東京:天王洲 銀河劇場
9月20日(木)~23日(日)神戸:新神戸オリエンタル劇場
【チケット情報】
ローソンチケット及び天王洲 銀河劇場(※銀河劇場公演のみ)にて発売
プレミアムチケット(※)¥10,800(税込) 一般席 ¥7,800(税込)
※劇場にて公演パンフレット(販売品)とプレミアムチケット限定グッズ(非売品)をセットにしてプレゼント致します。
■チケット絶賛発売中!
★ローソンチケット:http://l-tike.com/s-mobpsycho100/
★銀河劇場チケットセンター:http://gingeki.jp 03-5769-0011(平日10:00~18:00 ※発売日のみ12:00~15:00)
【お問い合わせ】
■チケットに関するお問い合わせ:ローソンチケット TEL:0570-000-777 (10:00~20:00)
■公演に関するお問い合わせ:マーベラス ユーザーサポート TEL:0120-577-405(土日祝日指定日除く11:00~17:00)
【主催】
舞台『モブサイコ100』製作委員会 (マーベラス、小学館、ビクターエンタテインメント)
【公式サイト】https://www.marv.jp/special/mob_stage/ 【Twitter】@mobpsycho_stage
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