つい先日のことになりますが、成人式を迎えました。

生まれて初めて振袖を身にまとったのですが、振袖そのものの重さ、帯の締め付け、いつもより可動域が狭い足元になかなか慣れませんでした。まるで、大人になるにあたってのプレッシャーをこの服装から受けているような感覚です。

「成人おめでとう」という言葉を親戚をはじめ、周囲の方々からよく頂いたのですが、正直なところはじめのうちはあまりピンとはきていませんでした。そんなにおめでたい？ってくらい斜に構えてたところもあります。笑

しかし、振袖を着た自分の姿を鏡で見た時、ここまで大きな病気や怪我、不自由することなくここまで生きてきたという事、そしてそれには両親、祖父母や恩師の方々、友人など周囲の人々に恵まれたおかげである事がどっと頭の中を過ぎりました。

年齢が上がるにつれ、恥ずかしくてあまりそういう事は考えないようになってしまったのですが、このような特別な日には素直にそう思える自分がいました。

20歳になるこの一年を通して考えていたのは「大人」とは何だろうという事。

今まで背伸びをする事ばかり考えてしまいがちで、あまり余裕が無かったのですが、もう少し昔のように素直な気持ちで物事に向き合えるのも大人なのかもしれません。