猛烈にお寿司が食べたい。スーパーのパック寿司は高い。だめ。持ち帰りをするには店舗が遠い。だめ。デリバリー？知らん知らんっ。私は今、食べたいものがある。果てしなくお寿司が食べたくて仕方がない。

どうしたらいいのだろう。野菜を買って、切って冷凍して、賢く自炊を続けても、冷凍庫の野菜はお寿司になり得ない。洗濯機を定期的に回す、干す、畳む。けれども引き出しの服たちはお寿司に変わらない。何時に起きても構わないというのに、目覚ましをかけて朝に起きる。されど、時計はお寿司に変わらない。

取り憑かれるようにお寿司を想う毎日にもウンザリ。安くていい。廻っていて欲しい。京都市の回転寿司はどこもアクセスが絶妙に悪いのだけど、それでいい。暖簾をくぐってカウンターに座りたい。湯呑みを押し付けてお茶をすすりたい。甘だれと醤油を間違ってしまっても構わない。

皆さん、心は元気に過ごしましょうね。夢見た回転寿司に訪れる日を心待ちに、今日も私はお蕎麦を茹でます。