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黒木瞳監督、三吉彩花の成長ぶりを大絶賛! 第二の故郷である関西で舞台挨拶
【日時】11月14日(土)
【場所】なんばパークスシネマ・スクリーン10(12:20の回、上映終了後)
【登壇】三吉彩花・黒木瞳監督
関西の温かい拍手で迎えられ入場した三吉彩花と黒木瞳監督。三吉彩花はロングのシフォンドレスで軽やかに登場。
黒木瞳監督は、アイボリーの生地全体にコード刺繍があしらわれた膝丈ワンピースで優雅に登場し、終始華やいだ舞台挨拶をレポートします。
映画を観終わったばかりの観客に、先ずは三吉彩花から「今日はたっぷりと裏話などができればと思います」。そして黒木監督からは「今日は映画をご覧下さいまして誠にありがとうございます。関西は第二の故郷ですので気持ちもとても和やかになります」とご挨拶。
内館牧子原作の同名小説を映画化した理由について黒木監督は、「内館先生が、『源氏物語』の中であまり良く描かれていない弘徽殿女御(こきでんのにょうご)は本当は志をもって強く生きるとても素晴らしい人なんだという長年の構想を基にした異聞に、現代の若い男性が登場人物たちに影響を受けて成長するという物語を拝読して、とてもスカッとしました。これは映像にしたら面白いだろうなと思って映画化したのです」と回答。
強い弘徽殿女御を演じた三吉彩花は、「ここまで強い女性を演じたのは初めてでした。年齢も重ねていきますし、母親としての優しさと力強さをどう表現しようかと迷っていたら黒木監督から猛特訓して頂き、やっと弘徽殿女御が見えてきました。黒木監督に作って頂いたようなものです」。それに対し黒木監督は「そんなことはないです!どんどん三吉さん独自の弘徽殿女御が出来上がっていくのを目の当たりにして、若い息吹にとてもワクワクして頼もしかったです」と三吉彩花の成長ぶりを大絶賛!
また、黒木監督に学んだことについて三吉彩花は、「黒木瞳監督の指導のもと、頬骨の筋肉が痛くなる位何度も何度も練習しました。どの作品でも言えることですが、地道な練習の結果はスクリーンに現れるもので、とても大事だなと学びました」。一番好きなセリフは?と聞かれた三吉彩花は、「悩みますね(笑)。最初の登場シーンで述べる“能書きは要らぬ。男は能力を形にして示せ!”というセリフを今見るととても幼く感じられて、最後に“やれることもやれぬこともやって、私は生きる”というセリフに重みがあり、その違いがとても面白いなと感じたので、その最初と最後のセリフが好きです」。
三吉彩花の女優としての素晴らしさを問われた黒木監督は、「“悪魔は強い人”という一面だけなく、本当は悩みや葛藤を内面に抱えながらも“強くあらねば”と生きているのだと思います。そうした内面と外面の両方の強さを美しく品良く演じて下さったので、私は大満足です。」――背が高く颯爽として美しい富士額の女優をと三吉彩花をキャスティンした黒木監督。その期待に十二分に応えた三吉彩花の貫禄の弘徽殿女御ぶりは本作の大きな見どころとなっている。最後に黒木監督から、「内館先生が弘徽殿女御って本当はこういう品格のある人だったのでは?という想いを映像化できて本当に嬉しく思います」と映画化とコロナ禍での公開に深い感謝の意を表明し、舞台挨拶を締めくくりました。
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