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大切な人のことを、いつまでも覚えていたいと思う。
そして自分のことも、いつまでも覚えていてほしいと思う。
ピクサー最新作は、家族のあたたかさを感じるものがたり。
ミュージシャンを夢見る、主人公ミゲル。
しかし彼の家族の掟では「音楽」に関わる一切を禁止していた。街中に溢れている音楽、その中心には伝説のミュージシャン、デラクレス。ある写真をキッカケに、ミゲルは彼が自分のひいひいおじいちゃんではないかと気がつく。飾られたデラクレスのギターを手に取ると、いつのまにか迷い込んだそこは〈死者の国〉。そこで繰り広げられる、既にこの世にいない先祖とミゲルの奇妙な再会。時を超えて繋がる家族の繋がりか、それを断ち切って孤独に追う夢か。ミゲルはこの究極の2択、どちらを選ぶのか。
音楽の街、伝説のミュージシャン、それに憧れる主人公を繋ぐのはやはり音楽である。キーとなる「リメンバー・ミー」は曲調を変えて歌い継がれ、聴くたびに歌詞が身体に沁み込む。「忘れないで…」その優しいメッセージに込められた想いの多さに心打たれる。
〈死者の国〉の美しさも、この作品のポイントである。
誰もが一度は考えてしまう。死んだら、どこへ行くのかな?
ピクサーの魔法が創り出したのは、誰の想像をも上回る、煌びやかな世界。
それはそれは魅惑的で、幻想的。気を抜いたら行ってみたいとさえ思ってしまうほどに。
覚えていたい、覚えていてほしい。
シンプルな言葉に囚われて、涙がとまらない。
『リメンバー・ミー』
同時上映『アナと雪の女王/家族の思い出』
3月16日(金) 全国公開
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