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2021年に惜しまれつつ亡くなった瀬戸内寂聴の<生誕100年記念>のドキュメンタリー映画『瀬戸内寂聴 99年生きて思うこと』の特別試写会が、19日の寂聴さんの誕生日にあわせてゆかりの地、京都市内のロームシアター京都で開かれ、中村裕監督と寂聴さんの秘書・瀬尾まなほさんが舞台あいさつを行った。
本作は最後の最後まで作家として生き続けた、瀬戸内寂聴さんの17年が描かれた作品。舞台挨拶では、中村裕監督と秘書の瀬尾まなほさんが瀬戸内さんと過ごして感じた心境や映画に込めた想いを赤裸々に語ってくれた。観に来られたお客さんは、御二方の言葉に終始うなずきながら耳を傾けていた。
御二方にとって瀬戸内さんの存在は?という質問に、中村監督は「母親のような親友のような、何でも話せる唯一の存在」。秘書の瀬尾さんは「一言で魅力ある人。残りの人生でこれ以上の人に会うことはないと思う」と語る。映画には瀬戸内さんの表面の顔だけでなく、素の日常まで収録されている。
多くの人の人生を支えた数々の心に残る瀬戸内さんの言葉は、今を生きる私たちの心も動かす力があると感じる。この映画は、瀬戸内さんを知る人の傍に形として残り、初めて知る人の心も支えてくれるものとなるでしょう。
”生誕100年記念”緊急公開!!
ドキュメンタリー映画『瀬戸内寂聴 99年生きて思うこと』
2022年5月27日(金)ロードショー
監督:中村裕
出演:瀬戸内寂聴
©2022「瀬戸内寂聴 99年生きて思うこと」製作委員会
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