大学生による大学生のためのWEBマガジン
「負の遺産」とも言われる空き家。そんな空き家をリノベーションし、シェアハウスとして活用する取り組みが広まっています。
今回は、ガクシンサークル員である私が実際に京都市内のシェアハウスに滞在し、その魅力をレポートしていきます。[協力:空き家バンク京都]
-10月某日 午後5時
シェアハウスに入居。今回、宿泊したのは女性専用のシェアハウスです。現在は、3人の女性が住まれています。
静かな住宅街に位置するこの家は、徒歩圏内に駅やコンビニ、スーパーやドラッグストアなどが揃う、とても便利な立地。2階建ての1階が共用部、2階が個人部屋となっています。1階には、明るく広いリビングにキッチンやバスルーム、ランドリールームがあり、どのスペースもとても綺麗で、家電も充実しています。
個室は、ロフト付き4畳の洋室。天井が高く、開放的な雰囲気です。個室にもテレビやエアコンなどの家電が揃っており、快適に過ごすことができそうです。
-午後6時
在宅ワーク終わりのまおさんとお話しをしました。まおさんには、以前、ガクシンで取材させていただいています。
※詳しくは、2021年8.9月号「シェアハウスに住む」vol.2をご覧ください。
以前住まれていたシェアハウスからこのシェアハウスに引っ越されたのは、約1年前。共用部の広さやシェアハウスの雰囲気に惹かれ、引っ越しを決めたそうです。
まおさんには、お仕事や美容の話、海外生活の話などをたくさん聞かせていただきました。
普段の大学生活では、社会人の方とかかわる機会はあまりないのではないかと思います。そんな大学生にとって、社会人の方とラフにお話しして、新たな知識を得ることができるのは、シェアハウスに住む魅力であると感じました。
-午後8時
みかさんがお仕事からご帰宅。みかさんは、来月からフランスに留学にいかれる予定で、それまでの間このシェアハウスに住んでいるそう。みかさんがご自身の晩ごはんを作るついでにと、美味しいパスタを作ってくださいました。晩ごはんを食べながら、みかさんにシェアハウスでの生活について聞いてみました。
「今いる3人のメンバーで、以前、タコスパーティーをしました。もうすぐハロウィンなので、その時になにかできたらいいね、とも話しています。仲の良い私たちですが、ある時には、ひとりはネットフリックスを見て、ひとりは自室にいて、ひとりは料理してる…なんてこともよくあります。干渉し合わない程よい距離感と、自由な環境が気に入っています。」
-2日目 午後8時
大学から帰宅。シェアハウス内の唯一の大学生、ひろいさんがいらっしゃったので、一緒にお茶をしました。
奈良の大学に通っているというひろいさん。今年の4月に、一人暮らしの奈良のアパートからシェアハウスに引っ越してきたそうです。
「コロナ禍で一人暮らしをはじめたので、誰とも話さない期間が続いていました。このままではダメだ、今の環境を変えよう!と思い、シェアハウスを探しました。奈良でもシェアハウスを探したんですが、1件しか見つからず。範囲を広げて京都でも探して、このシェアハウスを見つけました。
当初は学生が多いシェアハウスに住みたいと思っていたのですが、空き家バンクの方から、『絶対社会人の住んでるシェアハウスの方がいいよ!』といわれて、ここに決めました。」
住んでみた感想も伺ってみると、
「実際に住んでみて、社会人のおふたりからいろいろと教えてもらえることが多くて、以前よりも広い視野を持てるようになったと感じています。逆にテレビを見ながら、今の大学生の流行りを社会人のおふたりに教えてあげることもあります(笑) シェアハウス生活は、たくさんの学びがあるし、視野が広がります。」と笑顔で語られていました。
-午後10時
リビングルームで大学の課題をしていると、まおさんがご帰宅されました。その後、まおさんもリビングでパソコン作業を開始。普段、この時間はだらけてしまうことが多いのですが、誰かがいると、「見られている」という意識から、集中して課題に取り組むことができました。誰かと一緒に過ごすことによって、メリハリのある生活を送れるのも、シェアハウスに住む魅力であると感じました。
今回シェアハウスに住んでみて、たくさんの魅力に気がつくことができました。特に、「視野を広げたい」「メリハリのある生活を送りたい」と考える大学生にとっては、とっておきの選択であると感じました。京都で過ごす大学生のみなさん、シェアハウスをこれからの生活の選択肢に入れてみてはいかがでしょうか?
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