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ミュージックインタビュー

シンガーソングライター『川崎鷹也』さんインタビュー

TikTokで「魔法の絨毯」が人気となりSpotify「バイラルTop50」で1位を獲得するなど、今や2021年注目度No1シンガーソングライターの川崎鷹也さん。コロナ禍で音楽がより身近に感じられるようになった今、多くの人の心に寄り添う音楽とは。そして、川崎さんの繊細な表現からなる楽曲に秘めている思いや魅力へ迫ります!

 

――川崎さんは、私生活の中で歌をどんな時に聴いていましたか?また、歌の魅力はどこだとお考えですか?

 

高校生の頃は通学の移動中によく聞いていました。学校から帰っても日課のように家で音楽をかけていることが多かったです。今はお風呂に入っているときや、リラックスしているときに聞くことが多いです。歌の魅力は、歌で自分の感情が動いたり記憶や思い出が蘇ったりと色々なことが繋がるところだと思います。誰かの記憶や思い出を持っているのが歌の魅力ですね。

 

 

――感じたことを瞬時に素直に言葉にして表現するコツがあったら教えていただきたいです。

 

それは、色んな人と話すことです。最初は上手く話せなくても、伝えたいことや話したいことを色々な人との会話で頑張って主張しようとすること。話を聞くだけじゃなくて自分の考えを、勇気を出して言い続けることを繰り返し積み重ねていくと、自分の頭の中が勝手に整理されて準備していなくても話せるようになると思います。

 

――『魔法の絨毯』の歌詞の制作の題材となったミュージカル『アラジン』を観た直後の感想は覚えていらっしゃいますか?

 

ミュージカルというものを初めて最前列で観て衝撃を受けました。壮大なエネルギーとパワーに加えて声量や情熱が凄い。さらに場面の細かい部分までしっかりと表現されていて感動しました。当時の自分の考えが劇中のアラジンとリンクして、「こんな素敵なゴールのある物語を書きたい」と思ったのがきっかけです。

 

 

――『サクラウサギ』の聴きどころを教えて下さい。また制作にあたって苦労されたことがあれば教えて下さい。

 

この楽曲は唯一と言っていいほど、自分目線じゃない曲なんです。三年間思いを寄せていたけど最後まで伝えられなかったという女の子に主軸を合わせて物語を書いているので、そのストーリーを追いながら聴いてもらえたら嬉しいなと思います。コロナ下で「好き」という想いを伝えられていない人が多いのかなと思うので、『サクラウサギ』を聞いて、「私はサクラウサギじゃない。私は伝えよう。」と思ってもらえたら嬉しいです。制作の中で苦労したことは、体験したことではない想像から作ったものなので、この物語をどういう風に進めていってどういう風な結末を迎えたらいいのかなと悩んだことです。

 

 

――川崎さんの詞は何かに例えているものが多いように感じます。何か理由があるのでしょうか?

 

僕と聴いてくれる人が想像するものさしを合わせるために例えを使っています。受取り方はそれぞれ違っていてもいいけれど、その人に寄り添える詞でありたいなと。想いを代弁したいから大前提として持っているものさしは同じでありたいし、それが自分の言葉として出てくればいいなと思っています。

 

――今後の展望を教えて下さい。

 

顔と顔を見合わせて伝えられることが沢山あると思うので、ステージに僕は立ちたいです。お客さんの前に立って何を伝えられるかということが一番重要なことなので、コロナ禍の中で少し難しいですがライブがしたいです。目標として、夏になったら関西でもライブをして多くの人に恩返しがしたいです。そして音楽を聴いて下さる方が明日から少しでも笑えるような日々を過ごせる歌を作り続けられたらなと思っています。

 

――ガクシンの読者である大学生へ一言お願いします。

 

学生の醍醐味は、周りの大人から色んな意見を聞けることだと思います。そこで受け止めることができるかできないかで、大きな差が生まれてしまうので自分のことをスポンジだと思って何でも吸収してください。それと、学生時代に腹割って話した仲間たちとはその先も繋がりがあるし、頑張ろうと思える存在になるので、そのような大切なものを探すことにも目を向けてみてください。

 

 

――ありがとうございました!


-川崎鷹也 Profile-

1995年、栃木県生まれ。2018年、アルバム「I believe in you」でシンガーソングライターとして本的に音楽活動を開始。一度聴いたら忘れられないはハスキーな歌声と美しいビブラート、癖になるメロディーラインが魅力。2020年8月、TIkTokで「魔法の絨毯」が人気となり同曲を使った動画が、27,000本以上アップされ、また、Spotify「バイラルTop50」で1位を獲得。LINE MUSIC「アルバムトップ100」で2位にランクイン。(2020年9月)

 

 

 

配信SG「サクラウサギ」
2021年1月15日リリース 作詞/作曲川崎鷹也

『好き』って言えないサクラウサギ
あなたは大切な人に想いをつたえられていますか?
臆病で弱虫なウサギいつまでたっても、想いを伝えられない。
勇気がない、弱虫な心を表現。
川崎鷹也が贈るこの春最強のせつな卒業ソング!
別れの春はもうそこまで。

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