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自分たちの“HEAD”を取り戻そう
2月4日にリリースされた『HEADHUNT』の聴き所やオススメポイントを教えてください。
ショウ 去年がデビュー5周年で総まとめというか1回全部出し切ったあとの2015年第1弾だったんで、改めてどういうのを出そうと思ったときに、かっこよくてシンプルに自分たちのロックを出せるのがいいねっていうことになって。あと、『デュラララ!!×2』っていうアニメのオープニングソングとして書き下ろした曲もあって。なかなか自分たちの第1弾としてもアニメのオープニングとしても満足いくようなのが書けたんじゃないかなって思ってます。
タイトルの意味を教えてください。
ショウ オープニングソングを書いたアニメの中に首無しライダーっていうのが出てくるんですよ。それが結構印象的なキャラクターで、いつもヘルメット被ってんだけど頭が無い。頭が無いって結構ポイントだよねって、作詞家のいしわたり淳治さんとアニメ見ながら話してて。それで、そもそも頭が無いやつって多くない?ってなったんですよね。例えば、自分の好き嫌いが曖昧な奴とかね。ネットでツイッターやフェイスブックで色んな情報がぐわーっと流れてくるけど、そこで自分の意見が流されてるとか、そういう人が多いんじゃないか、かく言う自分たちはどうなんだろうねって話になって。そこから、そういう人たちの頭を取り戻そうって歌を書いていって。タイトル『HEADHUNT』っていうのは、ヘッドハンティングって言葉があるみたいに、ちょっとした造語って感じでつけました。
アーティストとして大切にしていることはなんですか?
ハマ 色々考え方はありますけど、お金払ってもらってるんですよね。当たり前ですけど。あと僕らもお金かけて作ってるんです。周りの人に手伝って録ってもらった物を売り物として売ってるんですよね。ライブもフリーライブとかありますけど、基本的にはお金もらってやってるんで、やっぱりそこにプロとして責任感は感じないとなって。そこは大事なところですよね。 ショウ 自分の大好きな音楽が、自分にとっての心の栄養になったり、自分に影響を及ぼすときか確実にあって。俺はそれに憧れて音楽をやってるのもあるんです。自分もそういうものの一部になりたいっていうか。アーティストっていうのはすげぇ職業だなって思いますね。頭の中で生まれたものを売り物にして、「どう?俺、これ超良いと思ってんだけど」っていうのがね。最終的には自分の音楽が誰かの潤いになればいいなと思ってやってますね。
最後に、読者へメッセージをお願いします。
ハマ 音楽というジャンルに限らずいろんな情報が氾濫していて、何を手に取ればいいか、どこから手をつければいいかわからないっていう世の中で、読者の皆さんは何かを見つけたり、自分の将来についても考えないといけない時期を過ごしてる。それってすごく大変なことだと思うんですよね。だからこそ自分で「これだ!」っていう指針をちゃんと決めないと大変。自分でハッとしないと人間何も動けないと思うので。僕としては、バンドメンバーからのレコメンドは何よりも強い絶対の信用なので、そういう自分の中で「この人の言うことは信用しよう」とか、そういう自分の中での‘絶対’を見つけられると自分の一つの物差しができるので、新しいことを考えたり見つけたりするためにはすごく大事なことだと思いますね。
2015年第1弾シングル『HEADHUNT』 (2月4日発売/1,111円<税抜>)
平井祐貴菜(京都産業大学4回生) 須藤由喜(龍谷大学4回生) 木島俊哉(龍谷大学3回生) 清家健(同志社大学3回生)
ガクシン記者感想
若者を中心に人気のあるロックバンド、OKAMOTO’Sは、ロックにあまり詳しくない人でも知っているのではないだろうか。そんな実力者である彼らだが、インタビューの際はとても気さくで、冗談を言いつつも、強い信念を持って音楽と真剣に向き合う姿がはっきりと伝わった。この記事を通して聴く彼らの音楽はまた一味違ったように思えるだろう。
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