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ミュージックインタビュー

夜に寄り添い、温かく繊細な音で日常からトリップをさせてくれるバンド「不眠旅行」。

夜に寄り添い、温かく繊細な音で日常からトリップをさせてくれるバンド「不眠旅行」。メンバーの皆さん【おとたろうさん(lyric)、モエカさん(Vo/Gt)、金森シュウスケさん(Gt)、ノ上さん(Key)、瀬奈さん(Ba)※文中敬称略】に楽曲制作の裏側から今後の姿まで、ガクシンサークル員がお話を伺いました!

 

不眠旅行と書いて「ねむらずトリップ」というバンド名ですが、名前の由来をお聞かせください。

おとたろう)僕が考えたんですけど、台湾のバンドが好きで、漢字で書いて英語の読みのバンドが多くて。例えば、落日飛車「サンセットローラーコースター」とか。旅行(トリップ)はそこから、不眠(ねむらず)は日本らしさを出すために。夜の気分が落ち込み気味なときに寄り添えるバンドになれたらと名付けました。

 

楽曲制作では、おとたろうさんが詩を書かれているとお聞きしました。その詩はどのように感じられていらっしゃるのでしょうか?

モエカ)歌詞はまずノ上のところに届いて、ノ上の作ったデモが皆に届く感じです。第一に受け取るのはノ上ですね。

ノ上)僕は、文章を読みとくのが上手じゃなくて、柔らかい、温かいとか悲しい雰囲気とかのイメージでしか捉えられないのですが、かっこいい良い曲を作ろうと臨んでいます。

 

作られた音楽を聴いて、おとたろうさんはどのよううに感じられていますか?

おとたろう)僕が書いた歌詞にノ上が曲を肉付けして、楽器を弾いて歌で届いて、その過程に歪みが出てくると思うんです。考えの違う人間が集まっている「バンド」を生かす作曲方法だと思っています。楽曲でも予定とは別の読みで歌われていたりして。その歪みが僕らの魅力だなって思います。

 

楽曲制作や音づくりでこだわりはありますか?

ノ上)直近で学んだいたり気に入っている理論を取り入れつつ「好き放題やるが、流行りも取り入れる」で曲を作っています。僕の中ではこだわりマシマシだなって曲もあって。最近でいうと、「Gravity」です(一同笑)

モエカ)でもみんなそれが好きです。

金森シュウスケ)ライブの音作りなどに関しては、やっぱり「モエカちゃんの声は邪魔してはいけない」「隙を見つけて大きい音を出す」(一同笑)がコンセプトです(笑)

 

楽曲についてお伺いします。『可惜夜』はどのような楽曲なのでしょうか?

おとたろう)バンドの名刺的な楽曲を作りたいなと思っていた当時、万葉集で可惜夜という「明けるのが惜しいほど素敵な夜」という意味の言葉を見つけて。夜をちょっと肯定する不眠旅行らしい詩になったのじゃないかなと思います。

ノ上)メインソングになるんだろうなって思いはあったので、ポップかつ僕らのアイデンティティを残して作りました。あと、送られてきた時、おとたろうがラップしていて(一同笑)でも思ったよりハマって良かったと思います。

 

 

ライブ中に考えていることやこだわりをお聞かせください。

モエカ)ライブハウスで演奏を観る時間が、旅のようになればと思っていて。別の世界のようで、身近な存在であってほしいと思って演出やライブ全体のつなぎを多めにして、一つの作品にして見せられるようにしています。

瀬奈)MCが挟まって落ち着いたときに見えるお客さんの表情は、好きやなあと思っています。あとモエカちゃんのMCで、良い言葉ばっかり聞いちゃって泣きそうになったりしています。

 

バンドの一員としてライブを観られていていかがですか?

おとたろう)自分のバンドを観られるのって世界でも僕だけって思うんです(一同笑)。演奏するみんなの表情が愛おしいです(笑)。自分のバンドやけど、良いライブを観るためにやってるかもしれないです。

 

今後の展望をお聞かせください。

モエカ)もっと活動していこうと思っています。聴いてくださる方も増えてきたし、できることも増えてきたし、たくさんのお客さんのもとに行きたいと思っています。

金森シュウスケ)全人類一人一人必要な音楽って違うと思うんですけど、一番の夢は不眠旅行の音楽を聴くべき人100%に届けることです。届くべき人全員に届けたら幸せだなって思いますね。

ノ上)有名なミュージシャンに褒められたい。川谷絵音さんに褒められたいです。

おとたろう)アクセサリーやアパレルの販売もしたいです。生活そのものに関わっていきたいです。不眠旅行でコーヒーを作っていて、いつか不眠旅行のお店出せたらなって。音楽以外でも大きく影響を与えられる存在になりたいです。

 

ガクシンの読者である大学生に向けてのメッセージをお願いします。

ノ上)諦めないことですね。2年の時に4単位くらいしか取ってなくても、4年間で卒業できました。4年の秋学期に16単位+卒業論文っていう地獄が。あきらめないこととが大事やなって思います。

モエカ)学生ってなんでもできる。学生のうちは時間も力も無限やし、大人も意外と助けてくれるし。それにお金や時間が足りなかったり不安はあるだろうけど、できなかったことは何歳になっても覚えてるから、大学生活はあっという間やけど、きらっと光るものがあったらその方向に進んでほしいなと思います。

 

 

有難うございました!


 

【プロフィール】
滋賀県出身のポップバンド。

「不眠旅行」と書いて「ねむらずトリップ」と読む。

同じ高校の軽音楽部出身のメンバーで構成されている。

眠れない夜を肯定し、寄り添うような楽曲をテーマに活動している。繊細で温かみのあるボーカル、物語の世界にトリップできるような歌詞、様々なジャンルから影響を受け緻密に構成された楽曲、それらが重なり合うことで不眠旅行独自の世界観を創り出している。

 

■メンバー

ボーカル/ギター:モエカ

ギター:金森シュウスケ (かなもりしゅうすけ)

ベース:瀬奈 (せな)

ピアノ:ノ上 (のうえ)

プロデューサー:おとたろう

 

作詞はプロデューサーのおとたろう、作曲はピアノのノ上(のうえ)が主に担当。

(『キロ』という楽曲は、ボーカルのモエカが作詞作曲。)

現在ライブではサポートドラムを迎えて演奏をしている。

 

 


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