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ミュージックインタビュー

日常を温かさと緊張感で彩る京都発のバンド『ベランダ』

日常を温かさと緊張感で彩る京都発のバンド『ベランダ』。「nambar forest ’25」出番直後に、ボーカルの髙島さんに、バンドの結成から楽曲への想いまでガクシンサークル員がインタビューさせていただきました!

 

ベランダさんの結成の経緯についてお聞かせください。

大学一回生の時に、立命館の軽音サークルで『ほいほい』というバンドを組んでいたことが始まりです。3回生くらいのときに解散したあと、そのドラマーが続けようぜって言ってくれて『べランダ』と名付けて活動を始めました。

 

髙島さんは、どのような音楽に影響を受けましたか?

幼少期は日本のポップス、松任谷由実やサザンオールスターズ、Mr.Children、aikoとかを人並みに聴くところから始まって。本格的に音楽が好きになったのは、中学3年生の時に友達が貸してくれたUVERworldのCDがきっかけです。それから「バンド」の概念を知り、高校で掘り下げて、大学時代に好きになったくるりを皮切りに邦洋問わずさらにいろんな音楽を聴くようになりました。

 

楽曲について、ファンにも愛されている一曲、『水辺』はどのような楽曲なのでしょうか?

鴨川の曲ではあります。作ったのは2017年くらいで、京都という街に飽きて「こんな街おさらばしたるわ」という気持ちになっていて。友達も就職して東京に行ったり、周りの人もいない状況で正直めちゃくちゃしんどかった時に作った曲です。2ndアルバム『Anywhere You Like』は、そういう時期に作った曲ばかりだから、『水辺』はもちろん、どれも焦燥感みたいなものが出ていると思います。あ、ちなみに今はもう何周か回って京都大好きです。

 

 

ベランダさんの楽曲は、何度も想いを巡らし聴いてしまいます。歌詞作りでこだわりなどはありますか?

あまり具体的なことを言わないようにしています。歌詞が具体的すぎると聴く人によってはノイズになる恐れがあるというか、疲れるだろうなという気持ちがあって。なのでなるべく余白を残したままにしようというのは考えてるかもしれません。というか、意識せずに作ると自然とそういう風になっちゃいます。

 

楽曲制作をされる際のメンバーごとの役割などはありますか?

基本的には僕がある程度各パートのフレーズを打ち込みで作って、シェアした後にそれぞれのパートをブラッシュアップしてもらうやり方が今は多いです。

 

楽曲では、ギターソロがとても印象的に感じるのですが、そういったフレーズも初めからデモに組み込まれているのでしょうか?

フレーズはデモの時点である程度作ってることが多いです。ただサウンド面に関していえば、ほぼほぼ田澤に任せています。スタジオで合わせてみたときに自分が意図していなかった轟音で「ぐわー」と弾いてるのを見て、いいじゃんってなることもよくあります。メンバーがそうやって、僕の予期しないところで良いサウンドとかフレーズを持ってきてくれるのは凄くうれしいですね。

 

これまでの中で一番予期していなかったフレーズのある楽曲はありますか?

『早い話』のギターソロはまさにそうかもしれません。いまや十八番といっていい田澤の轟音FUZZギターですが、この曲はたしか彼がバンドに参加して初めて一緒にやった曲で。僕が曲作りにおいて音色に無頓着だったのもありますが、「こんなアプローチもあるのか」と感心した記憶があります。あと、ベースラインに関しては毎回想定以上のものを鈴子が持ってきてくれるから、いつも驚かされてます。

 

楽曲のリリースが6年間ほど空いていましたが、その間で楽曲の向き合い方などに変化はありましたか?

あると思います。日銭を稼ぎつつ、人と出会ったり別れたり普通に生活するなかで、当然6年分の人としての経験値を得ているので、それがそのまま楽曲にも出てるかもしれません。僕らにとってはこの6年間はあくまで地続きなので、自覚はそんなにないんですけどね。

 

6年を経て作られたアルバム『Sprite』から、『Funeral』について、どういった想いで作られた楽曲なのでしょうか?

もし大切な人が死んで、葬式に臨むとしたらどんな気持ちだろうかということを想像したときにできた曲です。

 

歌われる際には言葉の意味を考えて歌われることが多いのでしょうか?

半々ぐらいですね。言葉をかみしめながら歌うときもあるし、逆に何も考えずに歌が口から出るときもあります。前者は感情が昂るせいでピッチを外したりすることがあるので、最近は気を付けています。それこそ『Funeral』は意識しないと気持ちが入りすぎてしまう曲で、音源のテイクも実は泣きそうになりながら歌ってるんですよね(笑)

 

最後に、ガクシンの読者である大学生へメッセージをお願いします。

不真面目な学生だった自分が言えることはあんまりないですが、大学時代って道草をたくさんできる時間だと思うので、いろんなことに「軽率に」手を出してみるのもいいかもしれません。自分もその結果楽器をやり始めて、今もこうして音楽をしているので。

あ、もしベランダのコピバンとかカバーがしたいって人がいたらDMください。コードとか教えます。でも「この曲のコード全部」とかはナシで!(笑)

 

 

本日は有難うございました!

 

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