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ガクシンサークル員 徒然日記

『やっぱり「生」が好き』

「生」の舞台やコンサートにずっと行けなかった。就活や大学生活の合間に行こうとしていた舞台やコンサートのチケットはただの紙切れになってしまった。

去年の今頃は「来年めいっぱいライブと舞台に行くために今頑張るの!」なんてはしゃいでいたのに。あの時のモチベーションは今年のライブや舞台のためがほとんどだったと思う。全部あの伝染病にかっさらわれてしまった。

 

四月の半ばごろから何をするにも気が滅入るようになったので、「ちょっと笑わないとやっていけないな」と思い、お笑い芸人の方があげている動画を見はじめた。普通のことをしているはずなのに、ちょっとした話が面白くて、いろんな人の動画を見る機会が増えた。その中でも「劇場にも来てもらえるようになったら来て欲しいなあ」とぼやくような芸人さんが何人もいた事が印象的だった。

 

お笑いをテレビで見る事は好きだが、劇場で見る経験はほとんどなく、学校の行事で来ていたのをなんとなく見ていたくらい。

そんな自分が、動画を見ているうちにどうしても「生」のエネルギーに触れたくなった。時間と空間を共有できる、互いがエネルギーをぶつけ合う劇場のあの空気を感じたくなった。八月の後半、7ヶ月ぶりにチケットを取った。一番近場の劇場、祇園花月のお笑いライブだ。取れたチケットは後ろから2列目の席で、演者さんの顔がはっきり見えるとは言い難い席だった。それでも声や動きは全部見聞きできるし、リモート特有のタイムラグを感じずに済んだ。今まで当たり前に感じ取っていたそれらがとても新鮮に感じられた。ずっと動画で見ていた芸人さんを実際に目の前で見ることができ、本当に楽しい時間を過ごせた。

 

S N Sが双方向コミュニケーションツールとして発達している今日だが、劇場へ足を運び、空気を共有するあの時間が一番の双方向コミュニケーションではないか。演者が一言放ち、観客が笑う。動画につけるコメントの方が感情を詳細に表現できるかもしれないが、瞬発的に出てくる感情を共有することができるあの一瞬のエネルギーは凄まじいもので、全く異なるものだった。「来て欲しいなあ」とぼやいていた芸人さんの気持ちがその時少しわかったかもしれない。

 

リモートでもいろんなこと出来るようになったことで便利に感じることも増えた。交通費や宿泊費をかけることなく、いろんなエンターテイメントに触れられることもあった。しかし、やっぱり「生」に勝るものはないと思う。演者と観客の双方の熱がぶつかり合う「生」のあの空間は実際に身を置いてみないと感じることができない。わざわざ交通費や宿泊費をかけてでも全身にギュッと熱が入るようなあの感覚を求めるんだと思う。

早く伝染病が収束して、心の底から舞台やコンサートを楽しみたい。やっぱり私は「生」が好きだ。

(写真は京都で一番好きな劇場の南座です。)

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