大学生による大学生のためのWEBマガジン
先日、万博公園にある「花の丘」というところを訪れました。
この場所は、私にとって特別な思い入れのある場所です。
小学生の頃の私は、持病の治療のために万博公園近辺にある病院に通っていたのですが、当時、母が「病院に行く日が少しでも楽しくなるように」と、診察終わり、私をよく万博公園に連れていってくれました。
そして10年前の春、病院での最後の検査が終わり、長かった通院生活が終わる日に、初めてこの「花の丘」に訪れました。
足を踏み入れた瞬間、目の前にたくさんのポピーが咲き乱れていて、青と白と赤の美しい花畑が広がっていたのを覚えています。
時は流れ今年の10月、万博公園に訪れる機会がありました。その日は時間もあったので、「久しぶりに昔の思い出の場所に行こう」と、10年越しにこの花の丘までやってきました。
10年ぶりに訪れる花の丘、(久しぶりだけど、どんな感じなんだろう…)と、内心ドキドキしながら足を進めると、道が開けた瞬間、視界がピンクと白で覆われたようになりました。
秋真っ盛りのその場所には、ピンクと白のコスモスが辺り一面に広がっていました。
夕日を浴びてキラキラと輝きながら、風で揺らめいている一面のコスモスをしばらく見ていると、子どもの頃の通院の思い出が一気にフラッシュバックしてきました。その時、すごく暖かくて嬉しい気持ちになったんです。
母が願ってくれていた通り、私にとっての通院の記憶は、「楽しくて優しい、大切な思い出」になっていました。
花の丘の花畑を見たことで、綺麗な景色に感動するだけじゃなく、そんな自分にとって大切な記憶まで思い出すことができました。
「春になったら、もう一度ここに来よう。」そう心に決め、その日は帰り道を歩き出しました。
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