大学生による大学生のためのWEBマガジン
8ヶ月ぶりにスタジオに入りました。学園祭に向けての練習です。学園祭といってもオンライン開催で、事前に撮ったものがYoutubeで公開されるだけですが。
ここ数ヶ月、私はすっかりギターのことなど忘れて生活していました。コロナ以前は「このバンドのコピーがしたい」「この曲が弾けるようになりたい」と常に頭の片隅にギターのことがありました。しかし、ライブの機会がないのでそんなことは考えなくなり、目標がないのでギターを触ることもなくなりました。
そんな中、学園祭のオンラインバンドの募集がありました。「せっかくの機会だしなんかやろっかな」と、思い出づくりくらいの気持ちでバンドを組みました。みんな快諾してくれて、トントン拍子に曲とスタジオの日程が決まりました。
久々に入るスタジオ、構内に暴風が吹き荒れる大宮駅で降り、カラスのフンに怯えながら交差点を渡り、5秒で閉まるエレベーターの扉に挟まりかけ、懐かしさのあまりちょっと笑ってしまいました。さすがにアンプの電源の入れ方は覚えていましたが、エフェクターの操作方法は怪しかったです。
15分くらいの準備を経て「とりあえずやってみよう」と4カウントで一斉にバーンと音を鳴らすと、なんだか、目が覚めるような感覚に襲われました。単純に音が大きかったのもあるかもしれません。それでも、自分が被っていた殻が1枚剥がれる感覚が確かにありました。
自分は変に大人ぶっていたのだなって感じました。ライブができないのも仕方ない。合宿に行けないのも、前みたいにみんなと会えないのも、こういう状況だから仕方ない。色々な「仕方ない」を自分に言い聞かせて続けていたのだなと思いました。と同時に「バンドがやりたい」という、抑え込んでいた本心に気づきました。
ボロボロな1曲が通り、鏡を見ると子供みたいな顔をした自分がいました。
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