みなさんこんにちは！ガクシンサークル員の柴田です。

暑さが苦手な私にとって夏という季節は体が堪えますが、花火大会や海にプール、フェス、今年はオリンピックなどイベントの多い季節でもあります。この夏、たくさんの大切な思い出がありますがそのうちの一つを綴りたいと思います。

台風による中止の懸念を乗り越えて、2泊3日の函館旅行へ行きました。主な目的は名探偵コナンという作品の映画の舞台となった函館を巡る、いわゆる聖地巡礼というものです。函館空港に金森赤レンガ倉庫、旧函館区公会堂、函館山や北海道東照宮といった有名な観光地はもちろん、作中で登場した飲食店や道路など細かなところまで巡ることができ、とても充実した観光となりました。

中でも強く印象的だったのが五稜郭とその向かいに位置する五稜郭タワーです。五稜郭という場所をみなさんは耳にしたことがあるでしょうか。五稜郭は江戸時代末期に日本で初めての西洋式城郭として築城されました。「稜」というのは「角」を表し、五つの角がある城郭、という意味で、真上からみると星の形をしています。明治維新の際に起こった旧幕府軍と新政府軍の最後の戦いである箱館戦争が繰り広げられた場所として有名です。

中に入ると、1500本ものソメイヨシノが緑いっぱいに生い茂っており公園のような落ち着きを感じる一方で、戦争当時に使われた大砲や復元された箱館奉行所、築造当時から唯一現存する兵糧庫などその歴史を感じさせるものがいくつもあり、厳かな雰囲気も同時に感じました。

また、函館の街並みを一望できる五稜郭タワーの展望台からの景色はまさに圧巻でした。五稜郭の星形が本当にはっきりと見えました。展望台から眺めている方向を確認するため、地図を見てみると、こんなに景色は遠く、函館という地が雄大に見えるのにもかかわらず、函館市は北海道のごく一部に過ぎず、ちょっと大げさな表現かもしれませんが、世界は本当に広いんだなと感じたのを覚えています笑

今回、函館を初めて訪れて歴史や美しい景色にあふれる魅力的な街であると知ることができ、とても素敵な夏の思い出となりました。来年の夏も、このような素敵な思い出にあふれる夏にしたいと思います。